新開地の街が音楽一色に染まる「第10回神戸新開地音楽祭」が8日、神戸市兵庫区の湊川公園周辺で開幕した。プロ、アマから130組が登場。晴天の下、観客はフォークやロックなど音の共演に酔いしれた。 同市やNPO法人などでつくる実行委の主催。参加者は公募し、今年は全国約400組から130組が出演する。イベントの認知度も高まり、実行委は延べ約6万5千人の人出を見込んでいる。 ウクレレとアコースティックギターによる器楽曲を演奏する2人組「フラリーパッド」は初出場。夏の海をイメージさせる楽曲「サマー・シュプール」の軽快で歯切れのいいリズムに、観客は手拍子で応えた。ギターの清水英之さんは「地元の人たちがたくさん聴いてくれて本当に良い雰囲気」と満足そう。 アリスの代表曲「チャンピオン」などの演奏を聴いていた西宮市の無職男性(68)は「懐かしくて自然に口ずさんだ。いろいろな音楽が聴けて楽しいですね」。初めて訪