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  • 緒方林太郎『バター』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、バターの品薄感が強くて、スーパーに行くととてつもなく値段が上がっているだけでなく、品物そのものがないという状況になっています。マスコミでは「外国産の高騰、国内生乳生産の減少、国内需要の増大(特に洋菓子)」みたいなことが理由に挙がっています。私はその理由が正しいのかどうかは分かりませんが、仮にその説明が正しいのであれば「それって、農林水産省に問題があるんじゃないの?」という気がしました。以下は過度にテクニカルですので分かりにくいですが、ご関心のある方は読んでみてください。 まず、バターはどうやって生産され、輸入されているかですが、今、バターや脱脂粉乳というのは「指定乳製品」とされ、GATTウルグアイ・ラウンドの結果、生乳換算で13万

    緒方林太郎『バター』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/05/08
    今の生乳の制度は、国内産が競争力がなくて、国産生乳がダブついていることが前提になっています。今は国内産減等によるバターの品薄という、今の制度を作った時に想定されなかった事態が出てきています
  • 緒方林太郎『面白いアイデア』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 今、「ZERO」という番組を見ていたのですが、胡錦濤来日及びチベット問題に関して、村尾さんが「おっ!」と思うような面白いことを言っていました。普段はこのブログで2日に1回のエントリーというペースは崩さないようにしているのですが、これは今日エントリーしておかないと意味がないので、ちょっと敷衍してみます。 村尾さんが言っていたのは「日としてイニシァティブを取るためには、例えばダライラマと中国政府の対話の場を日で提供するとか、そういうことをやらないと影響力を及ぼせませんよ。」みたいなことでした(ちょっと違うかもしれませんが)。 ちょっと荒唐無稽な案ではあります。そんなことを持ちかけても、胡錦濤は絶対に受けません。丁重に「内政事項ですから、

    緒方林太郎『面白いアイデア』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/05/08
    「自分は、ダライラマと中国の対話の場を提供する用意があると提案したが、胡錦濤主席からは『内政事項だから対話は中国国内でやる』との回答があった。」と開陳
  • 緒方林太郎『GMコーン』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 遺伝子組換えのコーンスターチが輸入されてくることになりそうです。理由はトウモロコシ価格の上昇と、それに伴うトウモロコシ市場の逼迫です。これまでは日企業はコーンスターチについては非遺伝子組換えを貫いてきましたが、そうも言ってられないということでやむを得ず遺伝子組換えのコーンスターチ輸入に踏み切るようです。 コーンスターチというとピンと来ないかもしれませんが、私達がよく接するのはビールに使われていたり、とろみのある中華料理のあんかけ、プリンの凝固剤みたいなものが想像しやすいですね。あとは異性化糖として、糖分の原料として使われることも多いです。 さて、このコーンスターチが遺伝子組換えトウモロコシとなることで何が変わるかということですが、見た

    緒方林太郎『GMコーン』
  • 緒方林太郎『G8サミット論』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 以前も同じようなことを言いましたが(最近こういうのが多くてスイマセン)、最近頓に気になって仕方ないことがあります。それは「何故、日はこんなにG8『サミット』をありがたがるのだろう」ということです。 報道や政府発表を見ていると、あたかもG8サミットがすべてに優先するかのような印象すら受けます。「サミットがあるから国会会期は・・・」、「解散総選挙はサミットの前(又は後)・・・」、ともかくすべての日程がこのG8サミットを中心に廻っているかのようです。 そもそもですが、「サミット」と言えば「G8サミット」を連想し、「G8サミット」を何の言葉も付けずに単に「サミット」と言って通用するのは日くらいです。アメリカには米州サミットがあり、欧州にはE

    緒方林太郎『G8サミット論』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/04/15
    「サミット」という言葉に日本だけが異常な盛り上がりを見せる/70'sに「G7サミット」の一員になれたことが嬉しかった/あたかも「欧米とのお付き合いが最重要」であるかのようなサミット熱は覚ましておくのが常識的
  • 緒方林太郎『ODA増額』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 OECDによると、日は去年に比べるとODA予算が30.1%減(76.9億ドル)で、一昨年の3位から5位に順位を下げたということだそうです。イラクやナイジェリア対象の大規模な債務免除がなくなったことが下落の主な要因だとか。 まあ、大規模債務免除が原因なのであれば、とどのところ、途上国でのプロジェクトという真水部分では大して減っていないのでしょう。つまりはかつてナイジェリアやイラクに貸したお金が焦げ付いたことについて、これまでは債権として持っていたものをチャラにした部分(ここがODA予算となる)が昨年はなかったのでODA予算が減ったということですね。これから対中円借款がなくなり、中国からはこれまで貸した借款の返済分があるので更にガクンとO

    緒方林太郎『ODA増額』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/04/11
    日本のODAに対する評価は高い。その理由は「(決まるまでが遅いけど)約束したら必ずやる」ということ「あれこれ条件が厳しくない」ということ/日本人は相手の意見をできるだけプロジェクトに反映させようとする
  • 緒方林太郎『中東のスポーツ』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近テレビを見ていると、ハンドボールというスポーツに注目が当たっていますね。クウェート、アラブ首長国連邦なんて国が強豪国ということになっています。サッカーでもこういうアラビア半島の国が強いということが最近のトレンドです。 こういうので、チーム編成を見ていつも思うのは「そもそも、この人達は何処の国出身の人だろう?」ということなんですね。例えば、カタールなんてのは人口が80万人程度ですが、純粋カタール人は10万人くらいで、後はインド系、パキスタン系が多いです。こういう国で、しかも原油収入でかなり儲かっている人達がハングリーにスポーツに打ち込むことはまずありません。 大体、見ているとどのスポーツであっても、アフリカ出身の選手が多いようです。ス

    緒方林太郎『中東のスポーツ』
  • 緒方林太郎『日米地位協定をめぐる考察』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 沖縄での暴行事件を機に、日米地位協定の改定交渉を求める声が高まってきています。この件に関して、私は直接の担当であったことはありませんが、色々と機微なことを知っているので少し慎重に書いてみたいと思います。 ここで言う「改定」とは何を意味しているのかなと考えます。なお、私は「暴行事件は仕方ない」とか、「日米地位協定改定は無理」とか、そういう意図は当然全くありません。是非、誤解なきようお願いします。 まず、日米地位協定における裁判権の扱いについてですが、これはいわゆる「運用改善」で、重大事件については起訴前の拘束が可能になっています。もう少し日の警察権力が関与する度合いを強めることができるかもしれませんが、恐らく同じ方向性でのアプローチでは

    緒方林太郎『日米地位協定をめぐる考察』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/02/17
    アメリカとの地位協定と似たようなこと(裁判免除とか)を日本(自衛隊)も他国でやっている/協定改定交渉はパンドラの箱/アメリカ側からも「それならこっちも言いたいことがある」ということで要求が出てくる
  • 緒方林太郎『不開示情報』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、とあることで中央官庁の情報公開文書を見たのですが、結構唖然としました。かなりの文書が公開されておらず、されていたものも黒塗りが目立ちました。 情報公開法というのは、下記の条文を読むと理念として「原則公開」なんじゃないかと思うのです。はっきりとそう書いていませんけど、「支障がないのなら基的に公開しなさい。それが国民のためです。」と言っているのだと意訳しています(行政機関はそう認めないような気がしますが)。 【情報公開法第一条(目的)】 この法律は、国民主権の理念にのっとり、行政文書の開示を請求する権利につき定めること等により、行政機関の保有する情報の一層の公開を図り、もって政府の有するその諸活動を国民に説明する責務が全うされるよう

    緒方林太郎『不開示情報』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/02/10
    お役所は自分の持っている情報はとても大事なもので、公開しようものなら社会がメチャメチャになると結構信じています。自意識過剰の部類に入るでしょう、それは。/匿名顕名論にも関連
  • 緒方林太郎『このブログを振り返って』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 このブログを書いていると、色々とご批評いただくことがあります。「分かりにくい」、「長い」ということが多いですね。こればかりは弁明の余地がありません。 一点だけ言い訳がましいのですが、長くなりがちな理由があります。 私がどうも苦手にしているのが「・・・についてはよく考えなくてはならない」、「・・・を良くするために頑張らなくてはいけない」、「・・・はおかしい」というところで終わってしまう論評です。 これは誰でも言えるのです。例えば、中国産餃子の問題であれこれ論評した上で、最後に「やはり国産品を大事にし、国内農業を盛んにしていくことを私達はもっと考えなくてはならない」と締め括る。日米安保条約の件について散々問題点だけを列挙して、最後に「日

    緒方林太郎『このブログを振り返って』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/02/10
    「どげんかせんといかん」と言うところで発言を止めてしまう人があまりに多い/日本にはともすれば「ケチをつける人がインテリ」みたいな風潮があり、ともかくしたり顔で専門家気取りで論評することで知性を演出する
  • 緒方林太郎『役所の予算』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 お役所というのは、ちょっと不思議なところがあります。その際たるものが「コスト感覚があまりない」ということです。お役所では「予算というのは全部使い切るのが正しい」という文化があります。理由は簡単で「当初予算以下で事業を終えてしまうと次の年の予算要求で『コストカット出来てますね。では、次の年の予算ではその分は削りましょう。』と言われるから」です。その背景には、日のお役所の予算査定が前年度踏襲の色合いを強く残しているということがあります。 お役人は基的に「権限、ポスト、予算」に生きる人達ですから、予算が削られるというのは「無能」のレッテルを貼られかねないのです。ということで、年度末になると予算消化のために余計な事業が組まれたりするわけです

    緒方林太郎『役所の予算』
    kusugaoka
    kusugaoka 2008/01/24
    役所のコスト意識改善:予算作成時に削減動機を盛り込む/毎年、前年比10%予算減をルール化/前年、当初予算額よりも切り詰めれば、削減額の50%をプレミアムとして(前年比10%減した後の)次年予算に積み上げてあげる
  • 緒方林太郎『自治区会』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 最近、色々と地域の会合に行く機会が増えています。自治区会や町内会では当に色々な行事があります。今、市町村行政が多くの仕事を自治区会にお願いしてきているようで、町おこし、市政だよりの配布、安全パトロール等、結構な仕事を自治区会に降ろしてきています。 その一方で、自治区会に入る人の数は減ってきています。どうしても高齢の方が増える傾向にあるようで、更にはマンション化に伴う近隣関係の希薄化が拍車をかけています。マンションはそもそも入りにくく、更には地域社会と若干隔絶されたところがあるケースも少なくないので、そういう地域コミュニティに積極的に参画する契機が少ないみたいです(一般化してはいけませんが)。 そこでふと思ったのですが、「ところで市役所

    緒方林太郎『自治区会』
    kusugaoka
    kusugaoka 2007/12/19
    ところで市役所職員で自治区会に入っている人はどれくらいいるんだろうか?/以前は行政がやっていたことをどんどん自治区会にお願いしている現状/市町村職員は自分たちも加わって、きちんと貢献することが筋だろう
  • 緒方林太郎『官僚制』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 私が行政というものを考える際に常に頭に置いていることがあります。それは「パーキンソンの法則」というものです。これはイギリスの政治学者のパーキンソンが、大英帝国がどんどん縮小しているにもかかわらず植民地省の官僚の数が増えていることなどを検証して、「官僚制というものは常に増大していく傾向にある(当はもうちょっと言い方が違うのですが)」という法則を打ち立てたのです(ちなみにここでいう官僚制というのはお役所組織だけでなく、もうちょっと広範です。企業の中にも官僚制と呼べるようなものがありますがそういうものも含みます。)。 私がお役所時代、時折後輩に言っていたことの一つに「今、50人で50の仕事をしているとしよう。1人の仕事量は1だ。これを100

    緒方林太郎『官僚制』
    kusugaoka
    kusugaoka 2007/12/16
    50人で仕事量50のとき1人の仕事量は1。これを100人に増やすと1人の仕事は0.5になるか?ならない。人が増えることで増える仕事がある。50人が100人になると仕事量も50から80くらいに増え、1人当りの仕事量は0.8にしか減らない
  • 緒方林太郎『外交における「期限」』

    治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 高村外相訪中時に、中国との間で「高村大臣より、福田総理訪中までに解決する必要性を指摘し、楊部長との間で認識を共有するとともに、立場の違いを乗り越えるための政治決断の必要性でも一致。今後も引き続き協議を加速していくこととなった。」みたいな話がありました。 これ自体は何の変哲もない話だと思われますが、私はちょっと嫌なものを感じました。まず「政治決断の必要性」、これ自体も「まあ、そうかな」と思うわけですが、これが「福田総理訪中までに解決」という条件が付くとかなり様相を異にします。 日外交というのは律儀です。期限を決めると、それを守ろうと努力します。外交というと行儀良くやらなきゃいかんという観念でもあるのか、日外交は期限に忠実です。ましてや

    緒方林太郎『外交における「期限」』
    kusugaoka
    kusugaoka 2007/12/12
    日本の総理が訪問する時の成功の要件は「相手に温かく受け入れてもらい、こちらからの訪問を喜んでもらうこと」/「中国に行って、東シナ海大陸棚の件では意見が合わず、ガツンと言ってきた」が成功であってもいい
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