国立国際医療研究センターは24日、新型コロナウイルスに感染した患者が重症化するかどうかを予測する血液中の物質「血中マーカー」を見つけたと発表した。新型コロナは患者の8割は軽症のまま回復する一方、2割は中等症や重症になる。重症化しそうな人の早期発見、治療に役立つ可能性があるという。 センターでは28人の感染者の血清と症状の経過を分析した。重症になる人は、感染初期から血液中の「CCL17」というたんぱく質の濃度が下がっていた。また、重症化の数日前には「IFN―λ(ラムダ)3」など4種類のたんぱく質の濃度が上がっていた。 この二つの系統の血中マーカーを組み合わせて重症化する患者を早期に発見できれば、適切な治療につなげることができる。同センターの杉山真也・ゲノム医科学プロジェクト副プロジェクト長は「重症者の早期発見は患者本人と医療体制の双方にメリットがある。今後、精度を高めて実用化に取り組みたい」
「すると、蘭方はわからぬことばかりでござるな」 松岡は、大きく笑った。 「左様」 伊之助はうなずき、 「蘭方はほんのすこしだけ人体と病気のことについてわかっている。漢方は唐土の神代の昔から陰陽五行説なる大投網(おおとあみ)にて人間をひっからげてしまうために、すべてが初めからわかっている。しかしすべてわかっているということは、何もわかっていないということと同じです」 ――司馬遼太郎「胡蝶の夢」 彼岸もすぎて空を覆う羊雲を眺めながら、相変わらず医学というのは分からぬことばかりで無力だなと感じています。 首相辞任のニュースにより「潰瘍性大腸炎」という病気がにわかに有名になりました。大腸に潰瘍ができること。食餌制限があること。原因がわかっておらず完治しないこと、などがこの病気の概略的な説明でしょうか。 似た病気に「クローン病」というものもあります。こちらは大腸に加えて、小腸、胃、食道など消化管全体
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