ヤフー子会社でレンタルサーバを手がけるファーストサーバの大規模障害で、同社は6月25日、原因について説明した。更新プログラムにファイル削除コマンドを停止させるための記述と、対象サーバ群を指定するための記述が漏れていたという不具合を検証環境で確認できず、本番環境とバックアップデータに適用してしまったためという。 障害についてのFAQも公開。損害賠償は利用契約約款に基づき、契約者が「サービスの対価としてお支払いただいた総額を限度額」として支払うとしている。Webサイトのダウンによる機会損失については損害賠償の対象外としている。 不具合のある更新プログラムをバックアップにも適用 同社によると、6月20日午後5時ごろ、特定のサーバ群に対して脆弱性対策を実施した。同社はこれまで、更新プログラムをそのつど作成して対象サーバ群に一括して脆弱性対策を実施しており、今回も更新プログラムを作成した。だが、 (