bookscannerさん(id:bookscanner)による「本の電子化」に関する入門講義「画像派とテキスト派」を面白く読みながら、その外側の動きがずっと気になっていた。それは本に対するタグ付けの動向だった。本の「中身」を電子化、デジタル化することによって、その中身を物理的な本の制約からある意味で解放する技術開発の線とは別に、本に関する従来の情報と不特定多数の素人の読者が本に好き勝手につけるタグとを組み合わせて利用可能にするシステムの開発がある。いわゆる「ブックログ(BookLog)」である。ブックログの目的はいうまでもなく本の売買ではなく、本の公共的利用の文脈にあると同時に、本の利用者同士の新たな社会的繋がりの創出にある。 以前紹介したLibraryThingはその筆頭に挙げられる。その創設者兼開発者のティムさんがブログで興味深い報告を書いている。 Tuesday, February
*1 電子化プロジェクトの規模に関して、3つくらいの分け方があるよ。 並 (普通、何もつけず、"Digitization") 大 ("Large Scale Digitization") 特大 ("Mass Digitization") おおざっぱに考えれば、 並:100冊くらい 大:10,000冊くらい 特大:1,000,000冊くらい ってな感じなので、適当に分類しといてね。*2 そんで、規模に関して、勘違いされがちなのが、コストのこと。かなりおおざっぱに理解すっため、かなり極端な話をすっと、「プロジェクトの規模に関係なく、総予算は変わらん」わけ。 つまり、 並:100万ドルくらい 大:100万ドルくらい 特大:100万ドルくらい となる。 なんでかっていうと、「並プロジェクトでは、たった100冊しかスキャンできないんだから、スキャン対象本は、厳選に厳選を重ねた挙句、さらに厳選をして、
清水義範『大人のための文章教室』で、〈です・ます〉体に関する面白い指摘がありました。 〈です・ます〉体には上下関係へのこだわりが内在している。(中略)〈です・ ます〉体は、私が私人として特定のあなたに語る文章である。そして、特定のあ なたは格上か、または格下だということが意識されている」(p68) ここで面白いのは丁寧語とされる「です・ます」を使うと、話者にたいする聞き手が格上だけではなく、格下ということにもなりうるという点です。 格下になりうるということで、次のようなニュアンスも生まれます。 〈です・ます〉体で書くと、権威ある識者(有名人、先生)が、一般に向けて教 えるように語っているニュアンスになるのである。/だから、大人が子どもに向 けた文章を書くと、〈です・ます〉体になることが多い。(p64) 〈だ・である〉で書いてある清水氏の文をそのまま引用したものと、それを〈です・ます〉体にし
MP3/WAVE/Ogg Vorbis音声を解析し、強く出ている音程をピアノロール風に表示できる耳コピ支援ソフト「WaveTone」v1.0が、7日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。 「WaveTone」は、MP3/WAVE/Ogg Vorbisファイルをスペクトル解析して、縦軸で周波数、横軸で時間、色で周波数ごとの音量を表したグラフを表示できるソフト。グラフの右側には縦に並んだ鍵盤が表示されており、周波数が音階で区切られているなど、グラフをシーケンサーソフトのピアノロール風に表示するのが特長。楽曲を“耳コピ”する際にどの音程が出ているのかを探す参考になる。 また、横軸は秒単位のほか指定したテンポでの小節単位で区切ることが可能で、この際はファイルの再生開始点と楽曲の開始時間のずれをミリ秒単位で指定
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