古代中国の文章・文物・歴史・研究について。とりあえず漢文(古典漢語)や漢字について徒然なるままに、また学会覚書、購書記録なども記していきます。 ちょっとびっくりしました。 いや、本当にビックリしました。今まで、漢字・中国語の古代音や中古音、近代音を知るためには、さまざまな本をひっくり返さなければならず、また研究者によって復元音が違っており、そもそも日本語の資料そのものが少ないので、ほとんど知るよしもなかったのです。 わずかに、かの藤堂明保氏による辞典で、藤堂説による古代音と中古音が記載されており、上に書いたような状況なので、藤堂説(一研究者の説)とはいえおおよその音価を知るには唯一といっていいほどの辞典でした。 藤堂明保(編)『学研漢和大字典』1978年初版、学習研究社 もちろん電子辞書にはなっていないタイプなので、漢字を探してどのように復元されているのか、調べなければなりません。 それが