日本ロック界の草分け的存在で、解離性動脈瘤(りゅう)のため昨年十二月三十日、六十五歳で亡くなった音楽プロデューサーの大滝詠一さんをしのぶコーナーが、自宅のある瑞穂町の町立図書館に設けられた。「地元のヒーローをたたえたい」と企画され、期間を決めず当分続ける予定という。 (小松田健一) ロビーの一角に設けられ、テレビドラマ「ラブジェネレーション」の主題曲「幸せな結末」や、小林旭さんの「熱き心に」、森進一さんの「冬のリヴィエラ」など、大滝さんが楽曲を提供したアーティストのCD約二十枚のほか、大滝さんのヒット曲「君は天然色」を収録したLPレコード二枚がある。 サインも飾られている。町職員が私的に書いてもらったものを所有していることが分かり、借り受けた。バンド「はっぴいえんど」を解散後、大滝さんが自ら立ち上げたレーベル名「ナイアガラ」と英語で書かれている。大滝さんは晩年、ファンの前に姿を見せることは