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ブックマーク / www.ajup-net.com (2)

  • 大学出版78 インターネットの現在と未来、そして学術書の現在と未来

    学術出版の現在――様々なネット活用事例 学術出版の側も手をこまねいているわけではない。一部ではインターネットの活用事例が目立ちつつある。たとえば、ブログの機能を生かして情報ハブ化したサイトを構築している笠間書院(注13)はその代表的な事例だろう。 また、前出の加藤哲郎や二村一夫のインターネットでの仕事を学術書として刊行した岩波書店のように(注14)、インターネット上の学術的営為を元に学術書を刊行する事例も散見される。学術雑誌では、ネット版論文誌『リテラシーズ(注15)』を創刊したくろしお出版や、『英語青年(注16)』という歴史ある媒体を紙版からネット版へと転換した研究社のような出版社もある。 さらに見過ごせないのは、既存の出版社とは異なる学術出版活動の担い手の登場だ。その担い手とは、すでにみた研究者個人に加えて、大学図書館である。京都大学学術出版会の協力を得て京都大学附属図書館が実施してい

    kuzan
    kuzan 2009/05/29
    「媒体力」
  • WEB大学出版 39号 中野

    注:漢文の送り仮名と返り点は省略。外字は●で示し、( )内に字体の説明を記した。 「日近世に於ける李卓吾受用」というのを今年度の講義題目にした。一見、思想史風のテーマだが、江戸時代というのは現代の様に細分化した学問の時代ではないので、これでも国文学のテーマとしても通用する所がありがたい。それは遅れている証拠だという人もあろうが、そもそも古典研究において、遅れているの進んでいるのという方がナンセンスなので、細分化していない分だけ豊かな時代でもある。 これ迄、李卓吾といえば、江戸末期、吉田松陰とからめて論じられるのが通例であった。廣瀬豊氏から溝口雄三氏迄、その成果は我々国文学徒も十分に俾益されてきた所である。加えて『李卓吾評忠義水滸伝』の存在は、江戸中期に遡って、水滸伝受用、ひいては馬琴の『八犬伝』に及ぶ江戸讀(よみほん)の流れを決定づける要素として理解され、江戸文学研究に従事する者にとっ

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