高校生の駄文です。 この前美術館の企画展を見に行った。随分前から楽しみにしており、充実した時間だった。ミリ単位で調節されたであろう作品たちは美しく、この上ない没入感であった。この展示を無料で見れるのは高校生の特権だ。浮いたお金で画集を購入した。 入場の際、来る人来る人に学芸員の方が作品には「お手を触れないでください」、「写真撮影不可のエリアはこちらです」と何度も注意していた。 撮影不可のエリアはめちゃくちゃ空いていた。とにかく空いていた。ゆっくり見れて良かったと心の中で小躍りしてしまった。じっくりと堪能した。現実と乖離した誰にも邪魔されない時間だ、独りで来て良かった。 どんどん作品、アーティストの世界観に没入、空気が完全に変わってきた時だった。私と同じ高校生くらいの若者たちがたくさんいた。正直安心した、ここまでの入場者は大人たち、お年寄りの方たち、とにかく難しそうな顔をした人たちばかりで少