「動物」になりきれない「ヘタレ」たち 「限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学」 宮台真司・北田暁大(2005)ISBN:490246506X(http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20051027)の中の以下の分類は大変興味深いと思います。 第一層 「動物」 環境管理のテクノロジーによって与えられる動物的生に充足する人たち。 第二層 「エリート」 環境管理的なシステムそのものに懐疑の目を差し向ける人たち。 第三層 「ヘタレ」 意味を欠いた動物的生の反復に飽きたらずに「全体性」を希求する人たち。 「動物化」は、東浩紀「動物化するポストモダン」(2001)ISBN:4061495755、有名になりましたが、宮台は「サイファ 覚醒せよ!」(2000)ISBN:448086329X*1で動物化してまったり生きることの難しさに言及し、北田はこのような「ヘタレ」の動