ブックマーク / ides.hatenablog.com (5)

  • アンドリュー・シュビルスキーがWHOにゲーム障害の根拠を問い合わせたところ、根拠を示すことができなかった上に、ゲーム障害の解説ページを削除する事態に陥る - 井出草平の研究ノート

    ゲームメディアNMEの記事。 www.nme.com ゲーム障害の導入に慎重な立場のアンドリュー・シュビルスキーが、ゲーム障害がICD-11に採用されたのはなぜか? それほどエビデンスが積み重なっていたわけではないのに、どういう過程で採用されたのか? 自分が知らないだけで実はエビデンスがあるのか? とTwitter上で、先月くらいに、情報提供を呼びかけていたことから始まる。 シュビルスキーはTwitter上で満足な情報が集まらなかったこともあり、WHOに直接問い合わせることにした。 WHOに返事は「根拠を示すことができない」というものだった。 その上、そのやり取りの後、WHOはWHOのウェブサイト上にあったゲーム障害の解説ページを削除した。 ページは現在も削除されているが、アーカイブ・サービスで、以前掲載されていたものを確認できる。 https://web.archive.org/web/

    アンドリュー・シュビルスキーがWHOにゲーム障害の根拠を問い合わせたところ、根拠を示すことができなかった上に、ゲーム障害の解説ページを削除する事態に陥る - 井出草平の研究ノート
  • 暴力的なゲームと攻撃性を結びつける研究に不正が見つかり撤回される - 井出草平の研究ノート

    山根信二さんのTwitter経由で知った情報(https://twitter.com/shinjiyamane/status/1362068833641504776)。 www.sciencemag.org 今回、問題になっているのは重慶南西大学の心理学者である张谦Qian Zhang氏。张氏は暴力的ゲームをすると暴力性が増加するといった研究や、暴力的な映画を観ると暴力性が増すといった論文を次々に発表しているが、データが捏造されたものだと指摘され、张氏の論文のうち2は撤回されている。 どうやら、調査をせずに架空のデータで、分析も捏造し、論文を書いたようである。 ただ、撤回されたのは2だけで、今年に入ってからも张氏は精力的に論文を発表している。 ざっくりと翻訳してみた。 张氏は不正行為を否定しているが、2つの論文は撤回された。他の論文は雑誌にはまだ残っており、そのデータはメタアナリシスに

    暴力的なゲームと攻撃性を結びつける研究に不正が見つかり撤回される - 井出草平の研究ノート
  • 早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる? - 井出草平の研究ノート

    「パパ、ママたちへの警鐘 早期教育で病んだ子どもたちが増えている」 『週刊朝日』2009年09月18日号 (記者:中釜由起子) http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090909-02/1.htm 『週刊朝日』に元北海道大学教授の澤口俊之氏の発言として以下のようなことが載っていた。 元北海道大学教授で、現在、人間性脳科学研究所所長の澤口俊之氏は言う。 「いちばん重要なのは、脳の発達パターンに合わせるということです。われわれの研究所で、0歳児から追跡調査を続けたところ、早期教育を受けた子は、1歳児でもキレやすく、6歳くらいになると、多動性傾向が非常に強く、注意力散漫であることがわかりました。 今、幼児教室や幼稚園などでなされているIQテスト教育などは、科学的根拠がないものが多い。子どもの脳は未分化で、乳幼児のころに教えたことが脳の

    早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる? - 井出草平の研究ノート
  • 発達障害を持った子どもたちのメンタルヘルスと特別支援教育についての感想 - 井出草平の研究ノート

    『こころの科学』LD・AD/HD特集号から品川裕香の論文。 LD・AD/HDなどの診断を受けた子どもたちのその後について取材をして、特別支援教育への提言を行っている。 リストカット、うつ、不登校、ひきこもりと言ったものの背後に発達障害があるということからはじまる。 品川裕香,2009, 「大人になるまで・大人になってから−−厳しい教育・社会の現状とその打開策−−」 『こころの科学』145号,79-84. AD/HDとアスペルガー症候群と診断された男子のインタビュー。 「僕はね、温室から寒風吹き荒ぶ南極大陸に放り出されたようなものだったんです。中一のときにADHDだのアスペルガー症候群だの言われて、それなりに丁寧な指導を受けてきたけれど、結局、理解してくれる人が誰もいない集団のなかではまったくのダメ人間だった。診断されていたり、診断名に応じた指導を受けたからといって、社会に適応できる力がつい

    発達障害を持った子どもたちのメンタルヘルスと特別支援教育についての感想 - 井出草平の研究ノート
  • 国会議事録でのアスペルガー症候群の取り扱い - 井出草平の研究ノート

    整理はまたのちほど。 検索では2004年の結果が一番古い。 発達障害全般の支援の概略と課題で犯罪がらみで登場している。 また、昨年の長崎の少年の事件のように、高機能自閉症やアスペルガー症候群の子供の犯罪についても看過できない問題です。もちろん、発達障害児がこのような問題を起こすということではなくて、問題の発見が遅れ、支援が十分でない、適切でない支援が行われていることが様々な要因と重なり合って特異な事件になったというふうなことを強調しておきたいと思っております。 159 - 参 - 共生社会に関する調査会 - 2号 平成16年02月18日 別府悦子 中部学院大学人間福祉学部助教授 参考人 再び犯罪がらみ。 また一方では、例えばアスペルガー症候群と犯罪、こういった不幸な事例があるわけでございます。こうした報道がなされることによって関係者の方は極めて不意な思いもいたしておりますし、こうした発達

    国会議事録でのアスペルガー症候群の取り扱い - 井出草平の研究ノート
  • 1