ブックマーク / ta26.hatenablog.com (10)

  • 平成30年版情報通信白書読書会/敗北の兆しと希望の消失 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    先日(8/6)、国際大学GLOCOMに於いて『平成30年版情報通信白書読書会』が開催されたので出席してきた。 イベントの概要 www.glocom.ac.jp 概観(感想) ◼︎ 明らかになってきた大変な現状 年のこのイベントは、ここ数年と比較して異例といっていいタイミングおよび環境下で行われた。というのも、白書が例年より早い段階でリリースされ、しかも、アマゾンで無料公開されたこともあり、一足早くそのデータの分析に着手してコメントを述べたブログが非常に大きな話題となり、そのこともあって、情報通信白書自体が『話題の書』となって、大量にアマゾンからダウンロードされることになった。 そのブログ(永江一石のITマーケティング日記)の記事とその後に飛び交った議論、および今回の説明をあらためて聞いた上で、見えてくる日のICTに関わる『現況』を一言でまとめれば、次のように言い表せるように思う。 『迫

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  • 教養のない実務家が跋扈する時代を終わらせるべき時 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 暴力志向は日人の国民性? 前回、日大アメフト事件に言及するにあたり、これが主として今だに残存する『昭和的価値/意識』に起因する問題であることを指摘しておいた。ここでは、昭和といっても、戦後の高度成長期以降の後期~末期の昭和を想定していた。では、その『昭和的価値/意識』は一過性で、ある時期に特徴的なものなのなのかと言えば、そうではない。少なくとも、先の戦争(太平洋戦争/日中戦争)における帝國陸海軍には、いたるところに同様の類型を見つけることができる。そのあたりの事情は、経営学者の野中郁次郎氏らの共著である『失敗の質―日軍の組織論的研究』*1 や評論家の山七平氏の一連の著作に非常にわかりやすくまとめてあるので、是非ご自分であたってみていただきたいし、私のブログでも何度となく取り上げてきたトピックでもあるから興味があれば読んでみて欲しい。 実のところこれは今では比較的よく知られた論点

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  • 情報通信白書読書会/日本の問題はもっと深刻では? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    先日(9/8)に国際大学GLOCOMに於いて「『平成29年版情報通信白書』読書会」が開催されたので出席してきた。少々遅くなったがレポートしておこうと思う。 概要は、以下の通り。 日時 2017年9月8日(金)14:30~16:30 講師 高田義久(総務省情報通信国際戦略局情報通信経済室長) コメンテータ 庄司昌彦(国際大学GLOCOM主任研究員/『情報通信白書』アドバイザリーボード) 会場 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 概要 国際大学GLOCOMは公開コロキウム『平成29年版情報通信白書』(総務省発行)読書会を開催します。編集を担当した総務省情報通信経済室の室長の高田義久氏にポイントを解説いただき、参加者と議論を深めます。 今年の白書の特集テーマは「データ主導経済と社会変革」です。データ主導経済下での社会経済活動の再設計・課題の解決等の展望をしています。第1章「スマート

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  • AR/拡張現実が担うべき真の役割とは - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■一抹の寂しさを感じる『セカイカメラ』の終了 2008年に華々しくデビューし、一世を風靡したと言っていい、Augmented Reality(拡張現実)の草分け的なサービスである『セカイカメラ』が、昨年12月に予告されていた通り、年1月22日を持って終了した。 若干話題先行のきらいはあり、ネットサービスとしての実用性の乏しさや、目新しさ以上の面白さが今ひとつであることを指摘する人も少なくなかったとはいえ、なにせ『セカイカメラ』のコンセプトが(TechCrunch50にて)発表されたのは、2008年の9月のことだ。iPhoneの日発売に遅れることわずか2ヶ月(iPhoneの日発売は2008年7月。iPhone 3G: 2代目iPhone)である。さすがに当時はその先進性に皆舌を巻いたものだ。 コンセプトを発表しても、実際のサービスとして発売されるかどうか疑わしいとの声も多かったが、20

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  • 第9回ジオメディアサミット/嵐の前の静かな緊張感 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    2012年6月23日(土)、第9回ジオメディアサミットが開催されたので、参加してきた。 開催概要は以下の通り(敬称略)。 ・開催日時: 6月23日(土) 9:30 −12:30 ・開催場所:パシフィコ横浜 G空間EXPO内のイベント、「g空間WAVE2012 gコンテンツワールドxジオメディアサミット」の 第2部として開催 ・スケジュール 09:00 開場 09:30-09:35 開始、主催者挨拶 09:35-10:20 ライトニングトーク 10:20 休憩(10分) 10:30-11:00 講演1(30分) 11:00-11:30 講演2(30分) 11:30-12:30 パネルディスカッション(60分) ・ライトニングトーク 1. あなたのジオ開発を加速する!HeartRails Express / Geo API
発表者:ハートレイルズ 大久保康平 (id:kuboon)
2.「人」

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  • 第8回ジオメディアサミット/さらなる無限の可能性へ - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    去る2012年1月23日、第8回ジオメディアサミットが開催されたので、参加してきた。遅ればせながら、感想をまとめてみた。 ■開催概要 ・開催日時:1/23(月)15:30-19:30(15:00 開場) : 懇親会:19:30〜22:00 ・開催場所:東京大学 駒場リサーチキャンパス コンベンション・ホール http://wwwsoc.nii.ac.jp/scdj/access.html ・参加費:無料(懇親会は3000円) ・公式ハッシュタグ:#gms2012 第8回ジオメディアサミット | Peatix ○第一部:メイン講演:各30分(敬称略) 講演1:40,000店舗、3,850万会員基盤によるDBマーケティング カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 藤澤幸生 講演2:ニコトコを中心とした二子玉川でのジオサービス(仮題) 東京急行電鉄株式会社 福島 啓吾 都市生活創造部事業統

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  • セカイカメラの何に『ワクワク』するんだろう? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■セカイカメラの配信開始 9月24日、iPhone向けアプリとして、2008年の「TechCrunch50」で話題をさらった「セカイカメラ」の配信が開始された。 さくらのマネージドサーバ これは、現実空間の位置情報を取得し、その場所でiphoneのカメラアプリから見られる映像に情報や画像等を重ね合わせて表示することができるAR(拡張現実)アプリだ。配信当日は、非常に不安定だったが、大分落ち着いて来ているようだ。ほぼ想定通りのスペックだが、やはり自分で試してみるとちょっとワクワクしてしまう。特に、こんなところには何もないだろうというような場所に貼られたエアタグを見つけると、妙に感動してしまう。 ■評価概観 ネットに出て来ているレビューをざっと見たところ、やはりAR(拡張現実)に興味を持つ人がまずレビューを書き始めていると思われ、かなり甘めの評価が多い印象がある。概ね、次のような感じだ。 『と

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  • 日本人の国民性の危うい部分を知るべき時が来ているかもしれない - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■日企業の『戦略性のなさ』 日企業にいると多かれ少なかれいつも感じるのは、『戦略性のなさ』だ。おそらく今では大抵の日企業が抱える問題として認識されてきているようにも思う。日の一番の希少資源は経営者、と言われるのもこれと同根の問題と言える。 ではお前には『戦略性』があるのか、と言われれば、身もふたもないところはあるのだが、少なくともキャリアのかなり早い段階から、自分の戦略性の不足を知って試行錯誤してきたことは確かだ。自分の『戦略性』の不足を何時も念頭において、反省を繰り返して来た。そういう意味では、ソクラテスの『無知の知』ではないが、普通の日のサラリーマンよりも、自分の『無知』は知っているつもりだ。どうにかしないと、といつも思って来たし、それゆえに、企業単位でも、国家単位でも戦略性がないことにはすごく敏感になってしまう。 これは、私自身のキャリアが、海外への商品導入であったり、海外

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  • Web2.0関連ツールの導入実態から見える日本企業衰退の兆し - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■反応が鈍いWeb2.0のことを書いたブログエントリー コンテンツ学会サマースペシャル企画10日連続研究会シリーズのうち、3日目にあたる8月19日に、ソフトバンクの多田彰氏のお話を聞いてブログに報告をまとめた。タイトルは、『Web 2.0の最新トレンド』だった。この報告にも書いたが、日では『Web2.0は儲からない』という論調の議論が2008年半ばくらいから多くなり、昨今ではWeb2.0がトピックとして取り上げられることもめっきり減ってしまった。実際、私のブログエントリーに対する反応も大変鈍かった。 コンテンツ学会 多田彰氏『Web2.0最新トレンド』に参加した - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を観る IT & 経営 :テクノロジー :日経済新聞 http://r25.jp/b/honshi/a/link_review_details/id/110000005278 キーワード

    Web2.0関連ツールの導入実態から見える日本企業衰退の兆し - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
  • 嵐の前の静けさの中のIT・電機業界  - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    iPhoneがとうとう日iPhoneが発売されて、取り合えず、導入フィーバーは一段落し、ネット系のメディアでも、比較的冷静な評価記事が出てきている。*1 私が6日15月のブログエントリーで少し書いたようなiPhoneは日で売れる? 売れない? - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を観る、日の既存の携帯電話との比較での使いにくさについても、実際に手に取ることによって、気づく人が出てきている。 しかし、それでも尚、美しいガジェットとして、あるいは今まで経験したことのないインターフェース等高く評価する人は多い。日でも、 iPod Touchという形で市場には出ていたわけだから、電話機能を除けば、そのテーストを先んじて感じた人も沢山いるが、今回のように携帯電話のカテゴリーのセンターラインに、訴求することによって、広く日市場全体に、それがいったいどういうものなのかをこれから知らし

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