「読売」はウクライナ戦争について識者に意見を聞いているのだが、今日(2024年4月17日付)載っていた横手慎二のインタビューが面白かった。 www.yomiuri.co.jp 横手の本については以前感想を書いたことがある。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com 横手のインタビューは、プーチンと、エリツィン、スターリンの思想的・政治的な視野の広さ、射程の大きさを比較するものだ。 その視野の広さ(狭さ)によって、政治的手法の違いが生まれていることを簡潔に解き明かしている。 このインタビューは言い回しの「面白さ」がある。 たとえばこうだ。 旧ソ連は植民地帝国だった。…旧ソ連の崩壊は、戦争をしなかったという意味で上手に壊れた。 本質を短く言い表すという鋭さが生み出す表現の「面白さ」だ。 その上で。 プーチンとエリツィン、スターリンの比較をする。 エリツィンとの比較はこんな感じ