ロシアのウクライナ侵攻が続く中、日ロの文化交流を巡り賛否の声が出ている。22日に東京で開幕する「ロシア文化フェスティバル」について、在日ウクライナ大使館はロシア政府の情報戦の一環だと批判。日本政府は同フェスを問題視せず、中断していた日ロ間の文化交流も一部再開する方針だが、ロシアへの反発が根強いことに神経をとがらせる。ロシア、ウクライナ両国と交流する関係者からは戸惑いの声が漏れる。 「行かないでください」。ウクライナのコルスンスキー駐日大使は15日、駐日ロシア大使が出席して同フェスが開かれるとして、X(旧ツイッター)にこう投稿。18日には同フェスはロシアと敵対する西側諸国を弱体化させるための「計画の一部だ」と批判した。 同フェスは、日ロ交流の拡大に向け2006年に始まり、道内を含む各地で音楽や演劇など多数のイベントを開催。ロシア国営タス通信は20日、22年2月の侵攻後も同フェスに計70万人以