火星の大気中での緑色の発光を検出するESA の ExoMars Trace Gas Orbiter のイメージ。(c) ESA[写真拡大] 火星の夜は、暗闇の世界だけではないようだ。欧州宇宙機構(ESA)は10日、ExoMars Trace Gas Orbiter(TGO)ミッションにより、火星の極致付近の大気中で、目視できるレベルの明るさの発光現象を初めて確認したと発表した。 【こちらも】ミネソタ州の蛇紋岩から火星大気生成機構を解明へ カルガリー大らの研究 この発光現象は、晴れた空の下では人間が近くで見ることができ、探査車が暗い夜に移動できるほど明るい可能性があるという。同様の発光現象は地球上でも存在するが、火星の夜側で観測されたのは初めてのことだ。 この夜光は、火星上空約50kmで2つの酸素原子が結合し、酸素分子を形成する際に発生するものだ。もう少し詳しく説明すると、夏の大気中で太陽光
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