タグ

ブックマーク / sorae.info (197)

  • 宇宙開発をリードするスペースX どこがスゴい!? 宇宙服もご紹介!

    現在、世界をリードする民間宇宙企業として名を馳せるようになったスペースXは、わずか22年ほどの間に様々な快挙を成し遂げています。空を見て楽しむだけだった宇宙をより身近なものにし、さらにSF映画のようなことをものすごいスピードで実現しているのです。 今回は、同社のスタイリッシュな宇宙服にスポットを当てて、スペースXの魅力をご紹介したいと思います。 ■現在までのスペースXについて スペースXの創立は2002年。アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルがまだ現役で宇宙に人を運んでいた頃、イーロン・マスク氏が立ち上げました。 この頃から、マスク氏は大きな野望を持っていました。それは赤い惑星「火星」を開拓して、人類を複数惑星にまたがる文明にすることです。 スペースXはその目標に向けてロケットや宇宙船の開発を進めていくのですが、今回分かりやすくお話するために、同社が成し遂げたことを3つのポイン

    宇宙開発をリードするスペースX どこがスゴい!? 宇宙服もご紹介!
  • アストロスケールの実証衛星が15年前のロケットの一部を50m手前から定点観測 画像&動画公開

    株式会社アストロスケールは2024年6月14日、同社の商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(アドラスジェイ)」が観測対象のデブリから約50mの距離まで接近することに成功し、定点観測を実施したと発表しました。【最終更新:2024年6月18日15時台】 【▲ アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」で約50m離れた位置から撮影した観測対象の大型デブリ(H-IIAロケット15号機の上段)(Credit: アストロスケール)】 ADRAS-Jはデブリ除去の新規宇宙事業化を目的とした宇宙航空研究開発機構(JAXA)の取り組みである「商業デブリ除去実証(CRD2)」の実証衛星です。CRD2は大型デブリへの接近・近傍制御と情報取得を実証するフェーズIと、大型デブリの除去を実証するフェーズIIの2段階に分かれています。ADRAS-Jは2022年3月にフェーズIの契約相手方として選定され

    アストロスケールの実証衛星が15年前のロケットの一部を50m手前から定点観測 画像&動画公開
  • ヴァージン・ギャラクティック、「スペースシップツー」7回目にして最後の商業宇宙飛行に成功

    アメリカの民間企業Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)は日時間2024年6月9日未明、宇宙船「SpaceShipTwo “VSS Unity”(スペースシップツー「VSSユニティ」)」による同社7回目の商業宇宙飛行ミッション「Galactic 07」を実施しました。6名のクルーを乗せたVSS Unityは高度80km以上の宇宙空間(※)へ到達した後に、無事地上へ帰還したことが同社から発表されています。【最終更新:2024年6月11日14時台】 【▲ Galactic 07ミッションでエンジンを点火して上昇するVirgin Galacticの宇宙船「VSS Unity」(Credit: Virgin Galactic)】 Virgin Galacticによると、空中発射母機「White Knight Two “VMS Eve”(ホワイトナイトツー「VMSイブ」)」

    ヴァージン・ギャラクティック、「スペースシップツー」7回目にして最後の商業宇宙飛行に成功
  • スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験実施 宇宙船の軟着水に成功

    アメリカの民間宇宙企業SpaceX(スペースX)は日時間2024年6月6日、同社が開発中の新型ロケット「Starship(スターシップ)」による第4回飛行試験を実施しました。今回の飛行試験でStarship宇宙船は上昇飛行を完了して宇宙空間を慣性飛行した後に大気圏へ再突入し、海上へ軟着水することに初めて成功しました。【最終更新:2024年6月7日16時台】 【▲ アメリカ・テキサス州にあるSpaceX(スペースX)の施設「Starbase(スターベース)」から第4回飛行試験のために打ち上げられた新型ロケット「Starship(スターシップ)」(Credit: SpaceX)】 Starshipは1段目の大型ロケット「Super Heavy(スーパーヘビー)」と2段目の大型宇宙船「Starship」からなる全長121mの再利用型ロケットで、打ち上げシステムとしてもStarshipの名称で呼

    スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験実施 宇宙船の軟着水に成功
  • 【更新】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験を実施へ 早ければ日本時間6月6日夜に

    アメリカの民間宇宙企業スペースXは2024年5月24日、同社が開発中の新型ロケット「Starship(スターシップ)」による無人での第4回飛行試験を行うと発表しました。Starship第4回飛行試験は早ければアメリカの現地時間で2024年6月6日にも実施される見込みです。【最終更新:2024年6月3日17時台】 【▲ 第4回飛行試験に向けて行われた新型ロケット「Starship(スターシップ)」の打ち上げリハーサル時の様子。スペースXがアメリカの現地時間2024年5月20日に公開(Credit: SpaceX)】Starshipは1段目の大型ロケット「Super Heavy(スーパーヘビー)」と2段目の大型宇宙船「Starship」からなる全長121メートルの再利用型ロケットで、打ち上げシステムとしても「Starship」の名称で呼ばれています。スペースXによれば、両段を再利用する構成では

    【更新】スペースX、新型ロケット「スターシップ」第4回飛行試験を実施へ 早ければ日本時間6月6日夜に
  • ブルー・オリジン、1年9か月ぶりに有人宇宙飛行ミッション再開 6人のクルーが搭乗

    アメリカの民間宇宙企業Blue Origin(ブルー・オリジン)は2024年5月19日(日時間・以下同様)、同社の有人宇宙船「New Shepard(ニュー・シェパード)」による有人宇宙飛行ミッション「NS-25」に成功しました。NS-25ではクルーカプセルが海抜約107kmの宇宙空間に達し、地球周回軌道に投入されず地球へ帰還するサブオービタル飛行を実施。搭乗したクルーの1人はアメリカ初の黒人宇宙飛行士候補に推薦された経歴があります。【最終更新:2024年5月27日17時台】 【▲ 地球に帰還したクルーカプセルから手を振るクルーの1人、Mason Angel氏(Credit: Blue Origin)】■NS-25ミッションとは6人のクルーが搭乗したNS-25ミッションのクルーカプセルを載せたNew Shepardは、2024年5月19日23時35分にアメリカ・西テキサスにあるBlue

    ブルー・オリジン、1年9か月ぶりに有人宇宙飛行ミッション再開 6人のクルーが搭乗
  • スペースプレーン「ドリームチェイサー」ケネディ宇宙センターに到着 2024年後半に初飛行予定

    アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間2024年5月20日、アメリカの民間宇宙企業Sierra Space(シエラ・スペース)が開発したスペースプレーン(宇宙往還機)「Dream Chaser(ドリームチェイサー)」の初号機「Tenacity(テナシティー)」がケネディ宇宙センターに到着したと発表しました。【最終更新:2024年5月21日14時台】 【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターに到着したシエラ・スペースのスペースプレーン「ドリームチェイサー」。アメリカの現地時間2024年5月20日撮影(Credit: NASA/Kim Shiflett)】 NASAと商業補給サービス2(CRS-2)の契約を締結しているシエラ・スペースが開発したドリームチェイサーは、再利用可能な無人のスペースプレーンです。かつてNASAが運用していたスペースシャトルのように翼を備えており、地

    スペースプレーン「ドリームチェイサー」ケネディ宇宙センターに到着 2024年後半に初飛行予定
  • スペースX、欧州の測位システム「ガリレオ」の衛星を打ち上げ ロケット1段目は使用20回目

    アメリカの民間宇宙企業SpaceX(スペースX)は2024年4月28日(日時間・以下同様)、EU(欧州連合)の測位システム「Galileo(ガリレオ)」の測位衛星2機を搭載した「Falcon 9(ファルコン9)」ロケットの打ち上げに成功しました。ファルコン9の1段目機体は今回で20回目の使用でしたが、衛星を中軌道に投入する能力を確保するため、地上への帰還は実施されず、今回が最後の飛行となりました。【最終更新:2024年5月7日17時台】 【▲ ケネディ宇宙センター39A射点から打ち上げられるファルコン9(Credit: SpaceX)】 ■ファルコン9の1段目機体は20回目の飛行 ガリレオ衛星2機を搭載したファルコン9は、2024年4月28日にアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センター39A射点から打ち上げられました。ファルコン9の1段目機体は今回が20回目の使用でしたが、衛星を地球中軌

    スペースX、欧州の測位システム「ガリレオ」の衛星を打ち上げ ロケット1段目は使用20回目
  • 【速報・更新】ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」打ち上げ延期

    ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は日時間2024年5月7日11時34分に同社の「Atlas V(アトラスV)」ロケットによるボーイングの新型宇宙船「Starliner(スターライナー)」の打ち上げを予定していましたが、発射2時間前に打ち上げ延期が発表されました。【最終更新:2024年5月7日10時台】 【▲ ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」を搭載したユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「アトラスV」ロケット。アメリカの現地時間2024年5月5日撮影(Credit: NASA/Joel Kowsky)】 スターライナーはスペースXの「Crew Dragon(クルードラゴン)」とともにアメリカ航空宇宙局(NASA)のCommercial Crew Program(コマーシャルクループログラム、商業乗員輸送計画)のもとで開発がスタートした有人宇宙船で、これまで

    【速報・更新】ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」打ち上げ延期
  • HyImpulse、固体パラフィンを燃料とした観測ロケットの飛行試験に成功

    ドイツの民間宇宙企業HyImpulse Technologies(ハイインパルス・テクノロジーズ)は日時間2024年5月3日に、「SR75」ロケットの飛行試験を実施しました。打ち上げに成功したことを同社がSNSやウェブサイトにて発表しています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■打ち上げ情報:SR75(初飛行) ロケット:SR75 打ち上げ日時:日時間 2024年5月3日14時10分【成功】 発射場:コーニバ試験場(オーストラリア) ペイロード:なし SR75はハイインパルスの観測ロケットです。燃料に固体のパラフィンを採用した独自開発のロケットエンジンを搭載しており、高度250kmに最大250kgのペイロード(搭載物)を到達させる能力を持ちます。同社は推進剤にパラフィンと液体酸素を使用する3段式ロケット「SL1」(最大600kgのペイロードを地球低軌道に投入可能)の開発も進めて

    HyImpulse、固体パラフィンを燃料とした観測ロケットの飛行試験に成功
  • タレス・アレニア・スペースが「シグナス」補給船の新型モジュールを製造中 貨物搭載量が大幅増

    タレス・アレニア・スペース(Thales Alenia Space)は2024年3月28日(日時間、以下同)、同社が製造する「シグナス(Cygnus)」補給船の新しい与圧貨物モジュール(Pressurized Cargo Modules: PCM)の主要構造が完成したと発表しました。今回製造されたPCMはより多くの補給物資を国際宇宙ステーション(ISS)へ運搬するために従来のPCMを改良したもので、同社によると2024年秋に与圧試験が実施され、2025年には最終的な組み立てや統合作業が行われる予定です。【最終更新:2024年4月16日14時台】 【▲ タレス・アレニア・スペースの工場で完成したシグナス補給船の最新型PCMの主要構造(Credit: Thales Alenia Space)】 ■ISSへ補給物資を運ぶシグナス補給船 シグナスはアメリカ航空宇宙局(NASA)の商業輸送サービス

    タレス・アレニア・スペースが「シグナス」補給船の新型モジュールを製造中 貨物搭載量が大幅増
  • ダークマター粒子の正体、銀河形成...宇宙の未解決問題を一石二鳥に解決する革新的な検出器

    「一石二鳥(two-for-one deal)」ということわざは宇宙に関する未解決問題においても望まれるようです。米国SLAC国立加速器研究所がダークマター(暗黒物質)の探索用に開発した粒子検出器が、2030年代に運用予定のX線プローブ(観測衛星)「Line Emission Mapper(LEM)」に搭載されることが決まりました。銀河周辺物質(CGM: Circumgalactic Medium)や銀河間物質(IGM: Intergalactic Medium)から放射されるX線を正確に計測することが目的だといいます。 【▲ LEMに搭載されるTESをベースにしたエネルギー検出器(Credit: Joshua Fuhrman/ Northwestern University)】 ■銀河形成にとって重要な役割を果たす熱いガス LEMはスミソニアン天体物理観測所、米国航空宇宙局(NASA)ゴ

    ダークマター粒子の正体、銀河形成...宇宙の未解決問題を一石二鳥に解決する革新的な検出器
  • 重力子と一部の性質が共通する「カイラル重力子モード」の合成に成功

    宇宙の最も基的な力の1つである「重力相互作用」には「重力子」と呼ばれる素粒子を媒介することで伝わるという説がありますが、今のところ重力子は未発見です。このため、重力子が量子力学の世界でどのような振る舞いをするのかは、理論的にしか分かっていません。 南京大学のJiehui Liang氏などの研究チームは、「分数量子ホール液体」と呼ばれる非常に特殊な状態に置かれた電子の中に、「カイラル重力子モード(CGM; Chiral Graviton Mode)」と呼ばれる振る舞いを示すものがあることを初めて実験的に観察することに成功しました。カイラル重力子モードは重力子そのものとは全くの別物であるものの、一部の性質が共通しているという特徴があります。 カイラル重力子モードは「分数量子ホール液体」に関わる研究で目標とされていた合成物の1つであり、重力子の性質を部分的にでも探ることができる手掛かりとなるか

    重力子と一部の性質が共通する「カイラル重力子モード」の合成に成功
  • スペースX、日本の民間宇宙企業の小型衛星を含むライドシェアミッションの打ち上げを実施

    スペースXは日時間2024年4月8日に、合計11のペイロードを搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。日の民間宇宙企業QPS研究所は、今回のファルコン9で打ち上げられた同社の小型SAR衛星「QPS-SAR7号機」(愛称:ツクヨミ-II)が日時間同日10時2分に予定されていた軌道へ投入されたことを確認したとSNSやホームページで報告しています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■打ち上げ情報:ファルコン9(Bandwagon 1) ロケット:ファルコン9 ブロック5 打ち上げ日時:日時間 2024年4月8日8時16分【成功】 発射場:ケネディ宇宙センター(アメリカ) ペイロード:QPS-SAR7号機など合計11 「Bandwagon」は、小型衛星の中傾斜軌道への投入を目的としてスペースXが新たに開始したライドシェアミッションです。今回のBandwagon 1

    スペースX、日本の民間宇宙企業の小型衛星を含むライドシェアミッションの打ち上げを実施
  • 【更新】スペースワン、「カイロス」初号機打ち上げを実施 発射直後に爆発

    スペースワンは日時間2024年3月13日、「カイロス(KAIROS)」ロケットの打ち上げを実施しましたが、機体が爆発して打ち上げは失敗した模様です。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■打ち上げ情報:カイロス初号機 ロケット:カイロス 打ち上げ日時:日時間2024年3月13日11時1分【失敗】 発射場:スペースポート紀伊(日) ペイロード:短期打上型小型衛星 カイロスはスペースワンが開発した3段式固体燃料ロケットで、今回は初号機による初飛行です。ペイロードには内閣衛星情報センターの「短期打上型小型衛星」が搭載されました。短期打上型小型衛星は日の情報収集衛星に不測の事態が発生した際に、短期間で打ち上げ可能で一定期間代替できる小型衛星の実証研究を実施するために開発された衛星です。 カイロス初号機は3月9日に予定されていた打ち上げが一旦延期された後、日時間2024年3月13日11

    【更新】スペースワン、「カイロス」初号機打ち上げを実施 発射直後に爆発
  • 民間主導のISS滞在ミッション「Ax-3」に参加した4名が地球に無事帰還

    時間2024年2月9日、アメリカの民間宇宙企業アクシオム・スペースによる国際宇宙ステーション(ISS)滞在ミッション「Ax-3」のクルーを乗せたスペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」が無事帰還しました。【最終更新:2024年2月14日11時台】 【▲ スペースXの回収船「シャノン」に引き上げられたAx-3ミッションのクルードラゴン宇宙船(Credit: SpaceX)】Ax-3はアクシオム・スペースによるISS滞在ミッションで、クルーはすべて民間人で構成されています。参加したのはマイケル・ロペス=アレグリア(Michael López-Alegría)宇宙飛行士、ウォルター・ヴィラデイ(Walter Villadei)宇宙飛行士、アルパー・ゲゼラフチ(Alper Gezeravci)宇宙飛行士、マーカス・ヴァント(Marcus Wandt)宇宙飛行士の4名です。 4名が搭乗したクルー

    民間主導のISS滞在ミッション「Ax-3」に参加した4名が地球に無事帰還
  • 米国の商業宇宙ステーション「Starlab」はスペースXの「スターシップ」を利用して打ち上げ予定

    米国の民間宇宙企業スターラボ・スペース(Starlab Space)は現地時間2024年1月31日、同社の商業宇宙ステーション「Starlab(スターラボ)」の打ち上げにスペースXの「Starship(スターシップ)」を利用すると発表しました。スターラボ・スペースによると、スターラボはスターシップを使えば1回で打ち上げることが可能だということです。 【▲ 民間宇宙企業スターラボ・スペースが開発中の商業宇宙ステーション「スターラボ」のイメージ図(Credit: Starlab Space)】地球低軌道(LEO)に投入される予定のスターラボは微小重力環境を利用した科学実験を行うことが可能で、4名が恒久滞在できるとされています。スターラボ・スペースは具体的な打ち上げ時期を明言していませんが、発表の中で「国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了前に打ち上げる予定」と述べています。 アメリカ航空宇宙

    米国の商業宇宙ステーション「Starlab」はスペースXの「スターシップ」を利用して打ち上げ予定
  • ロケットラボ、民間企業向け宇宙状況把握を行う衛星の打ち上げに成功 第1段機体は太平洋へ着水

    ロケットラボは日時間2024年1月31日、民間宇宙企業NorthStarとSpireが共同開発した小型衛星4機を搭載した「エレクトロン」ロケットの打ち上げミッション「Four Of A Kind」に成功しました。 【▲ ニュージーランドにあるロケットラボの発射場から打ち上げられたエレクトロンロケット(Credit: Rocket Lab)】4機の衛星を搭載したエレクトロンは日時間2024年1月31日15時34分(現地時間同日19時34分)、ニュージーランドのマヒア半島にあるロケットラボの発射場から打ち上げられました。衛星は発射から1時間17分後にロケットから分離され、軌道への投入に成功しました。ロケットラボによると、衛星は高度530km・軌道傾斜角97度の軌道で運用されるということです。 エレクトロンの第1段機体は打ち上げから約17分後にパラシュートを開いて太平洋へ着水し、海上から回収

    ロケットラボ、民間企業向け宇宙状況把握を行う衛星の打ち上げに成功 第1段機体は太平洋へ着水
  • 「ヴィルト第2彗星」の塵は多種多様 数年の分析結果の集大成

    「ヴィルト第2彗星」は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の「スターダスト」計画によって塵のサンプルが採集されています。採集からもうすぐ20年となりますが、現在でも分析が続いています。 セントルイス・ワシントン大学のRyan C. Ogliore氏は、数年もの歳月をかけてヴィルト第2彗星の塵のサンプルを分析した結果、当初の予測よりも極めて多様な組成を持つことを明らかにしました。これは彗星そのものや、彗星の組成を通じて誕生直後の太陽系の様子を推定する研究に一定の影響を与えるかもしれません。 【▲図1: スターダストによって撮影されたヴィルト第2彗星の核(Credit: NASA & JPL-Caltech)】■「ヴィルト第2彗星」の塵は多量にある美しい尾が特徴的な天体である「彗星」には、氷などの揮発性物質が豊富に含まれています。揮発性物質が熱で昇華すると、揮発しない岩石成分が体から分離して、塵

    「ヴィルト第2彗星」の塵は多種多様 数年の分析結果の集大成
  • ヴァージン・ギャラクティック、「スペースシップツー」で6回目の商業宇宙飛行に成功

    米宇宙企業ヴァージン・ギャラクティックは日時間2024年1月27日未明、宇宙船「スペースシップツー “VSS Unity”」による同社6回目の商業宇宙飛行ミッション「Galactic 06」を実施しました。6名のクルーを乗せたVSS Unityは高度80km以上の宇宙空間(※)へ到達した後に、無事地上へ帰還したことが同社から発表されています。【最終更新:2024年1月29日11時台】 【▲ Galactic 06ミッションで準軌道飛行中のヴァージン・ギャラクティックの宇宙船「スペースシップ・ツー “VSS Unity”」(Credit: Virgin Galactic)】今回のGalactic 06は2023年11月に実施された「Galactic 05」に続く6回目の商業宇宙飛行で、ヴァージン・ギャラクティックにとって11回目の宇宙飛行でした。クルー6名のうち乗客は4名です。 ヴァージン

    ヴァージン・ギャラクティック、「スペースシップツー」で6回目の商業宇宙飛行に成功