「息子は健康的に仕事を続けたかったんです」。西垣迪世(みちよ)さん(73)は2006年に一人息子をうつの治療薬の過剰摂取で亡くした。システムエンジニアとして働き始めてから4年、休業と復帰を繰り返しながら「もう一度だけ」と頑張っていたさなかだった。迪世さんは労災を申請したが不認定。行政訴訟に踏み切った。 愛する人を亡くした悲しみ、後悔、自責の念。「過労死を絶対に出してはいけない」という思いで闘っている遺族の声を聞く。(フォトジャーナリスト・深田志穂/Yahoo!ニュース 特集編集部)
「僕は黒い犬を飼っている」 鬱病患者の気持ちを絵本にした動画が話題 I had a black dog, his name was depression 作家・イラストレーターMatthew Johnstone(マシュー・ジョンストン)氏の描いた絵本『I Had a Black Dog』を原案にWHOがうつ病患者に向けて作成した動画です。うつ病を黒い犬に例え、うつ病のつらさと、そしてどのようにうつ向き合うべきかを紹介しました。 飼い犬の名前は「うつ病」 僕は「黒い犬」を飼っていた。 その犬は「うつ病」という名前だった。僕は黒い犬が現れるといつも虚しくなって、人生がゆっくり進んでいるように思えた。彼は何の理由もなく突然現れて、僕を驚かせた。 黒い犬のせいで、見た目も気持ちも、実年齢より老けてしまった。 自分の周りはみんな人生を楽しんでるのに、僕は黒い犬を通してしか世界を見ることができなかった
精神疾患は、症状を改善させるために「安静」「休むこと」が必要になります。 「うつ病の治療で大切なのは休養です」 「こころを安定させるためには休むことが何より大切です」 など、精神科医から指導されたことがある方もいらっしゃるでしょう。 こころが疲弊しすぎてしまって精神疾患が発症することは多いため、精神科治療において安静・休養な重要な治療法の一つとなります。 しかし、精神科における「休むこと」の意味を患者さんがしっかりと理解できているのかというと、必ずしもそうでないことを感じます。 「休む」という言葉の意味を知らない方はいないでしょう。そのため「休む」という治療法に対して深く説明されることは少ないものです。しかし精神科における「休む」は、身体疾患における「休む」とは少し異なります。 精神症状を改善させるための正しい休み方をしないと、せっかく休んでいるのに病気の改善が遅くなってしまうこともありま
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