なぜ、これほどまでに早いツイートが可能なのか。そもそも、このアカウントを運営しているのは誰なのか。エヴァンゲリオンシリーズとの関係は? 運営者と思われる人物に取材を申し込むと、意外にもあっさりOKの連絡が来た。 ■いったい誰が? 「はじめは、エヴァンゲリオンの世界観を自分で楽しむためにアカウントをつくりました。『警報』を発信するのに、現実の気象警報などをつぶやけばリアルでおもしろいと思ったんです」 そう笑うのは、都内でITセキュリティ会社ゲヒルンを経営する石森大貴さん(28)。このゲヒルンという会社名もエヴァンゲリオンに登場する用語で、NERVの前身となった組織だが、特務機関NERVのツイッターアカウントは、石森さんが本業の傍ら個人で運営している。アカウントを開設したのは2010年のことだった。特務機関NERVは作中で、敵の襲来を知らせる「警報」を発令する。大のエヴァンゲリオン好きだった石