[東京 22日 ロイター] 米ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが米国で銀行持ち株会社に移行することになった。両社の監督権限は証券監視委員会から連邦準備理事会(FRB)に移り、自己資本規制比率に縛られることになる。 邦銀関係者からは「借入金を膨らませて高収益を上げてきたハイ・レバレッジ(てこの原理)のビジネスモデルは終わった」との声も漏れ、GSやモルスタが生き残りのために、米国の商業銀行の買収に走るとの見方も出ている。 米国型投資銀行ビジネスモデルの1つのあり方は、自己資本規制の適用を受けずに市場から割安の資金を調達し、レバレッジを効かせて投資し、高収益を稼ぎ出してきた点だ。自己資本を極力少なく抑え、借入金を膨らませれば膨らませるほどハイ・リターンを得ることができるという、このビジネスモデルは投資銀行だけではなく、広く企業買収ファンドなども応用した手法である。 しかし、今年に入っ