決済・送金サービスのpring(プリン)をグーグルが買収することが正式発表された。 pringの大株主(持株比率45.3%)のメタップスは7月13日、同社が保有する全株式を譲渡すると公表した。プレスリリースによると、メタップス保有株のグーグルへの譲渡価額は49億2100万円。現時点でpringのサービスはそのまま継続されるという。 pringとは一体どんな会社で、グーグルは何を求めているのか。決済業界を追ってきた記者の目線で、その目論見を整理してみよう。 pringとは一体どんなサービスなのか pringは、「お金のコミュニケーション」を標榜した決済・送金アプリを提供する日本のベンチャー企業だ。決済プラットフォームのメタップスの関連会社として、2017年に法人設立された。荻原充彦氏が社長を務めている。 設立にはみずほ銀行も関与しており、みずほ銀行による決済アプリ「J-Coin Pay」にも
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