被害塊根表面に楕円形~円形または不整形のくぼんだ病斑を生じる。塊根表面は固いが、切断すると内部は灰白色~淡褐色に腐敗し、病勢が進展すると腐敗部分は白色に固まり空洞部分が生じることが多い。 発生白腐病は、土壌中の糸状菌の一種によって引き起こされる。複数の菌が関与するが病徴は同じである。感染自身は圃場でおこるが、発病は貯蔵中に発生することが多い。したがって収穫直後よりも、数週間経過後の塊根に発生が多い。病原菌は水によって活性が高まるので、多雨条件で助長される。また、水はけの悪い畑で発生が多く、生育後期に降雨が多い場合には発病する可能性が高い。 防除発病歴がある畑では、サツマイモ以外の作物との輪作や排水対策を行う。 薬剤(農薬) 登録農薬はない。※掲載している薬剤(農薬)は 2021年3月末現在登録のあるものから抜粋しています。 農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除