2月28日午後4時半頃、宮城県岩沼市下野郷の廃棄物処理業者の敷地内で、切断処理していた使用済みの砲弾が破裂した。けが人はなかった。隣接するアパートの壁に約7センチの穴が開いており、岩沼署が関連を調べている。 【写真】土のうや金属プレートでつくった壕内で破壊される砲弾(昨年4月) 同署によると、50歳代の男性作業員が長さ27センチ、直径10センチの砲弾をガスバーナーで切断していたところ破裂した。業者は、陸上自衛隊王城寺原演習場(色麻町、大和町、大衡村)で使用され、廃棄物として買い入れた砲弾と説明しているという。陸自仙台駐屯地(仙台市宮城野区)は、60年以上前に製造された米国製の75ミリ砲弾の可能性が高いとして事実関係を調べている。