1日発生した能登半島地震で震度4の揺れを観測した山形県鶴岡市で、沿岸部にある国土地理院の「鼠ケ関(ねずがせき)験潮場」の潮位計が正しく機能せず、正確な津波の観測データが得られていなかったことが同院などへの取材で分かった。同験潮場は、2019年の新潟・山形県沖地震でも電源不足によりデータを送信できておらず、市や専門家から原因究明と再発防止の徹底を求める声が上がっている。 験潮場は海面の昇降(潮位)を測る施設。国土地理院が全国25カ所に設置しており、1秒間隔で観測した潮位データをリアルタイムで同院へ送信する。集まったデータは気象庁に転送され、津波や高潮の監視などの防災情報にも活用される。
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