つえを使って歩く高齢者(2017年3月16日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / LOIC VENANCE 【6月29日 AFP】人の最高寿命は既に限界に達したのだろうか? 28日に発表された研究論文によると、その答えは「おそらくまだ」だと考えられるという。100歳以上のイタリア人数千人を対象にした今回の研究では、人の寿命がゆっくりと延びているともされた。 科学者らは長い間、人の寿命は限界に達したのかという問いをめぐり論争を続けてきた。2016年に英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文は、フランス人女性ジャンヌ・カルマン(Jeanne Calment)さんが1997年に史上最高齢の122歳で死亡したときがその頂点だったと論じた。 だが米国の科学雑誌サイエンス(Science)に掲載された新たな研究論文では、人の寿命が延びた可能性があり、また今後も時間と共に延びていく可