昨年3月末に閉鎖された神奈川大湘南ひらつかキャンパス(平塚市土屋)跡地の利活用を巡り、同大は31日、キャンパス売却に向けた優先交渉権事業者が県川崎競馬組合(川崎市川崎区)に決定したと発表した。トレーニング・センターとして整備される計画で、今後関係団体との調整や市との都市計画決定に向けた協議などを行っていく。 同大は2022年7月に同キャンパスの売却を決定。今年2月から、プロポーザル方式で土地と建物の購入希望者を公募していた。 組合はなぜ応募? 今後の流れは
J1横浜Mが3月1日に日産スタジアムで行われる福岡とのホーム開幕戦(試合開始午後7時)を前に、よもやの事態に直面している。28日午前時点での総発券枚数が約1万8千席と伸び悩んでいる状況。昨季同スタジアムでのリーグ戦で2万人を割り込んだことはなく、ハリー・キューウェル監督(45)は「いいスタートを切るため、たくさんのサポーターで埋め尽くして雰囲気をつくってもらいたい」と呼びかけた。 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ史上初の8強入りを決め、Jリーグが始まった31年前と同じ顔合わせとなった東京Vとの開幕戦も大声援を力にしびれる逆転勝ちを収めて波に乗る一方、クラブにとっては悩ましい局面を迎えている。 昨季の3万4035人(浦和戦)をはじめ、例年多くの集客が見込めるホーム開幕戦だが「このままでは2万人を割り込んでしまう」(クラブ関係者)。背景には平日開催で遠方のチームとの対戦、さらには
15日正午ごろ、藤沢駅の歩行者用地下通路に乗用車が誤って進入した。車は地上の出入り口からスロープを下り、地下通路を20メートル近く進んだところで止まった。藤沢署によると、運転していた70代の女性や通行人にけがはなかったが、昼時の混雑時で現場は一時騒然とした。 署や管理者の藤沢駅周辺地区エリアマネジメントによると、現場は駅南口と北口を結ぶ地下通路(全長約40メートル、幅最大約7メートル)。乗用車は南口側の出入り口から進入したという。 入り口付近にいた複数の男性が乗用車を追いかけながら、通行人に避けるよう呼び掛けた。通路の突き当たり付近で停車した後に男性らがドアを開け、エンジンを停止させた。署によると、女性は「南口から北口に行きたかった」などと話している。 現場に居合わせた男性は「地下通路脇の道に入るのかと思ったら、いきなり地下に突っ込んできた。けが人がいなかったのは奇跡的」と話した。署が詳し
横浜市は13日の市会常任委員会で、上瀬谷通信施設跡地(瀬谷、旭区)と相鉄線瀬谷駅周辺を結ぶ交通手段として、次世代型のバスを導入すると報告した。跡地で2031年ごろに開業する大型テーマパークの来場手段を確保する。さらに、一帯を含むエリアを公共交通が脆弱(ぜいじゃく)な「交通空白地域」と位置付け、延伸などによって新たなバスネットワークを構築する計画も明らかにした。 市によると、導入するのは自動運転技術を活用して隊列走行する連節バス。最大3台をセットで走らせることで、1時間に片道9千人を輸送可能とみている。1台の乗車定員は100人強で、利用者が少ない時間帯は後続のバスを切り離す形を想定しているという。 総事業費は現時点で466億円に上る。国費の活用により、市の負担を半額程度に抑えたい意向も示した。バスは「EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)が基本になる」(堀田和宏都市整備局長)といい、運行は
神奈川県内の公立高校入試のインターネット出願システムを巡り、Gメールで申請した受験生にメールが届かない不具合が相次いだ問題で、システム事業者の設定ミスが原因だったことが7日、分かった。不具合は解消されたという。 県教育委員会が同日、発表した。高校教育課によると、事業者がグーグル社のガイドラインに沿った設定をせず、短時間に大量のメールを送信した結果、迷惑メール扱いになった。同課は「事業者がガイドラインを熟知していなかった」と釈明。「志願者や保護者、中学校関係者らに迷惑をかけ、本当に申し訳ない」と改めて謝罪した。 県教委は1月4日から志願者登録の申請を受け付けたが、9日になって案内メールが届かないとの問い合わせが相次いだ。県教委は19日に不具合が解消されたと発表したものの、出願期間初日の24日に再発。学校現場などが対応に追われていた。
神奈川県は27日、相模原市緑区沢井の住宅近くの山林で、有害鳥獣捕獲のために設置されたイノシシ用のくくりわなに雄のツキノワグマ1頭がかかり、人家に逃走する危険性があったため捕殺したと発表した。 県県央地域県政総合センターによると、クマは体長111センチ、体重46キロと小柄。25日午前11時25分ごろ、同所のわなの設置者が発見した。クマは暴れていて、いつわなが外れてもおかしくない状況だったという。捕獲した個体は学術研究のため、県立生命の星・地球博物館(小田原市)に搬送された。 クマ出没と「錯誤捕獲」の件数は
音速を超えて空を裂くロケット。エンジンの設計段階から神奈川大(横浜市神奈川区)の航空宇宙構造研究室と宇宙ロケット部の学生たちが手がけてきた。昨年に国内到達高度記録を更新し、今年はさらなる高度を目指すが、開発費は膨らみ、計画していた9月の打ち上げに向け資金が枯渇してしまった。現在はクラウドファンディング(CF)で資金を求め、打ち上げを目指している。同部の川口舞子さん(25)は、「宇宙開発に向けた大きな一歩。一緒に盛り上げてほしい」と協力を呼びかけている。 大学内にある作業場で、ドリルで板に穴をうがつ音が響く。学生たちが造り上げているのは「ハイブリッド ロケット」というタイプの飛行体だ。プラスチック樹脂の固体燃料を液体の酸化剤で燃やすため、爆発の危険がなく有毒ガスも発生しない。火薬類の固定燃料ロケットより推進力は出にくいが、安全性、環境性能に優れ、管理コストを抑えられるのが特長という。 同大工
県西地域で30代夫婦が飼育していたペットのウサギ2匹が、わずか2年足らずで200匹以上に繁殖し、自宅内を“占拠”するほどの多頭飼育崩壊が起きた。犬や猫の多頭飼いのケースは多いが、飼い主のSOSを受けた県担当者やボランティアも「経験上初めてのこと。ウサギに詳しい職員は限られて現場も混乱している」と困惑。今月5日までに1匹を残して全てのウサギが保護され、新たな飼い主を待っている。 夫婦は2020年8月から9月にかけてウサギ2匹を県内のペットショップで購入。室内で飼っていたところ、1年で約100匹にまで増えたという。 今年7月上旬、県動物愛護センターに相談し、管轄の保健福祉事務所が自宅を訪問。さらに動物愛護活動に取り組む一般社団法人アニプロも支援に加わり、今月5日に同センターが約60匹を引き取り、アニプロも約150匹を保護した。 ウサギのメスは生後4カ月ごろから妊娠が可能という。数秒で交尾を終え
藤沢市は8日、相鉄いずみ野線の延伸構想(湘南台-寒川町倉見)で、中間駅に当たる2駅の設置予定地を明らかにした。 新駅は石川地区のA駅と遠藤地区のB駅。A駅はイトーヨーカドー湘南台店の北側市道地下への整備を予定している。B駅は慶応大湘南藤沢キャンパス(SFC)近くの藤沢慶応前郵便局東側を予定地とし、高架駅と想定されている。両駅間は約1・3キロ。 いずみ野線の延伸は、既存の二俣川-湘南台間を西へ延ばし、東海道新幹線新駅誘致を進める「ツインシティ計画」の寒川町倉見地区までの約8キロを結ぶ構想。国土交通省の交通政策審議会が昨年4月に了承した答申案に盛り込まれている。同案では2030年までに造るべき鉄道路線の一つに位置付けられた。 これを受け、今年5月、いずみ野線延伸構想連絡協議会は2駅の設置予定地を大筋で合意した。 慶応大湘南藤沢キャンパスを含む「健康と文化の森地区」の一部は、昨年11月に市街化区
神奈川県警浦賀署は24日、殺人未遂の疑いで、横須賀市大津町5丁目、無職の男(79)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は、同日午前0時45分ごろ同所の自宅で、同居する無職の長男(53)の頭部を金属製のハンマーで殴りつけて…
2019年の台風19号による川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の地下収蔵庫浸水被害を巡り、市は21日、被災した収蔵品約22万9千点のうち、写真雑誌や漫画など約4万2千点を廃棄処分すると発表した。被災後に修復を試みたが、状態がひどく、複製印刷物が存在するなどとして判断した。収蔵品の廃棄は初めてで、カビが繁殖しやすい夏前には焼却処分したいとしている。 市は昨年7月、収蔵品の修復に当たり、…
中学3年の男子生徒に集団で暴行したとして、県警少年捜査課と保土ケ谷署は12日までに、傷害の疑いで、いずれも横浜市に住む16歳の少年6人を逮捕した。男子生徒は急性硬膜下血腫などで意識不明の重体。県警は、6人が交代で1対1の格闘を繰り返す「タイマンリレー」と称して、…
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