【借金返済まで10年はこの生活が続きます】「同居人のチャラ男が部屋に入ってきたとき思わず睨みつけてしまい、気まずくなって以来『立入禁止』の紙を貼りました」 宮内慎さん(39歳・運送会社アルバイト)は家賃2万4000円の3LDKで20代の男女と6人暮らし。建設会社作業員として社員寮に住んでいたが、膝を痛めて退職。傷害事件での逮捕・服役歴もあり、実家から絶縁されているためアパートの保証人探しが難航し、シェアハウスにたどり着いた。 「家賃が安いのは助かっています。知人の保証人になって背負った借金450万円のほか、逮捕されたのを機に別れた子供への養育費が月5万円。アパート暮らしをしていたら満額払うのは無理でしたね」 宮内さんもここに定住する気はないが、現実的には困難が伴う。 「返済が終わったら出ていくつもりです。でも、今の収入では最短でも10年近くはかかりそうで憂うつ。建設会社の寮のように極端にガ