[試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】 著者 武内覚 著 発売日 2022年10月14日 更新日 2022年10月14日
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この本の概要 Go言語ユーザーとして,「もう一段レベルアップしたい」「開発に使いたい」と思っている方に向けた,Go言語の解説本です。関数やパッケージの使い方,並行処理,テストといった基本的なトピックにおいて,「こう書くと綺麗になる」「こう書くとパフォーマンスが上がる」といったエッセンスを紹介します。後半ではCLIアプリ/Webアプリの開発手順や,現場で使われている便利なパッケージなど,著者が業務やOSSの開発で培った技術をふんだんに紹介します。 こんな方におすすめ Go言語の入門を終え,さらに深く学びたい人 第1章 プログラミング言語Goとは 1.1 Goの簡単な歴史 1.2 Goの立ち位置 1.3 Goが利用される場面 標準でUTF-8をサポート マルチプラットフォーム 並行処理の扱いやすさ ストリーム指向 シングルバイナリ 1.4 教育用途としてのGo 1.5 なぜGoが使われるのか
Goの歴史 本連載では、筆者(tenntenn)と周囲のGoエンジニアで、Goに関わる今アツい話を取り上げていきます。最新のGoの機能やこれからリリースされるGoの機能はもちろん、実際の開発現場で用いられているノウハウや自作ライブラリやツールについてご紹介します。第1回目はtenntennがこれまでとこれからのGoについて取り上げます。 Goは2009年にGoogleによって公開されたプログラミング言語です。2012年にGo1として正式公開されました。2022年現在では、GoogleやNetflixをはじめとする海外企業だけはなく、筆者の所属するメルカリなど国内の企業でも多く用いられるようになってきました。海外のGoの導入事例は公式サイトのケーススタディで確認できます。国内企業の導入事例はGoの公式Wikiに掲載があります。これらを見るとスタートアップからメガベンチャー、大企業までさまざま
パイプライン処理とは GUIは非常に直感的です。はじめて使うアプリであっても、なんとなくそれなりに動かせてしまうという点で、優れたインターフェイスと言えます。しかし効率を突き詰めると、軍配が上がるのはGUIよりもCLIでしょう。本連載の読者であれば、UnixライクなOSのCLIが持つパワーについては当然ご存知かと思います。 とはいえ、古典的なUnixコマンドの多くは、単体ではそれほど強力なものではありません。というのも、ひとつひとつのコマンドはシンプルに、特定の用途においてのみ上手く動作するよう設計されていることがほとんどだからです。こうしたコマンド群に無限のシナジーを与えるのが「パイプライン処理」です。標準入出力を通じて複数のコマンドを直列に繋げることで、複雑な処理をインスタントに組み立てることができるパイプラインは、まさにUnix哲学の体現であり、CLIの真髄はここにあると言ってもよい
ネットワーク技術を学ぶのは難しい 我々の日常生活に欠かすことのできない社会インフラの1つと言えるコンピュータネットワーク。スマホやPCから利用するだけなら,その仕組みを深く知る必要はありませんが,仕事でシステムの構築や運用管理に従事する方は,きちんと理解しておくことが必要になります。 しかし,次のような理由からマスターするまでの道のりは険しいです。 押えておくべき技術用語が多すぎる たとえば,社内LAN内でファイルをやり取りしている状況を詳細に説明する場合,「TCP/IP」「IPアドレス」「サブネット」「DHCP」「プロトコル」「MACアドレス」「ARP」「ゲートウェイ」……,さらに機器として「ルータ」「レイヤ3スイッチ」……などなど,数多くの技術用語を理解しておく必要があります。 お試し環境を準備するのが大変 技術用語をある程度理解できたとしても,社内LANをいきなり設
なぜLinuxを生み出せたのか? それはぼくが若くてバカだったからだよ!─LinuxCon Japan 2013で2年ぶりに来日したLinus Torvalds名言集 2年ぶりに日本の地を踏んだLinus Torvalds氏 「Linusと私の娘はよく似ている。2人とも、私にとって非常に大切で愛らしい(adorable)存在で、まったくもって天才としか言いようがない。そして2人とも私の言うことをいっさい聞かない」─5月30日、Linux Foundationのエグゼクティブディレクターとして日本のLinuxユーザにもおなじみのJim Zemlin氏は、東京・椿山荘で開催された「LinuxCon Japan 2013」2日目キーノートにおいてLinus Torvalds氏をこのように紹介しました。 Linuxの生みの親であり、誕生から20年以上経った現在もカーネル開発の最高責任者であり続
今回は、Selenium ServerによるWebブラウザ自動操作環境を、Ubuntu上にDockerを使って簡単に構築する方法を紹介します。 Webブラウザの自動操作を可能にするSelenium Seleniumは、Webアプリケーションのテストを、人が操作することなく自動で行うために開発されているソフトウェアです。本来は「テストの自動化」のために開発されたソフトなのですが、Webブラウザを用いて行っている業務の自動化や、Webサイトの情報を自動収集するスクレイピングなどにも使われています。 今回、主に紹介するのは「Selenium Server」を使う方法ですが、他に「Selenium IDE」というFirefoxおよびGoogle Chrome用の拡張機能も開発・配布されています。Selenium IDEを使えば、デスクトップ環境でWebブラウザの操作を記録し、簡単に再実行させること
Linux Daily Topics 2021年4月15日パニックお断り―Linus、"Rust for Linux"の盛り上がりに釘を刺す 開発者の間で人気上昇中のRustだが、Linuxカーネル開発においても1年ほど前からメインラインでのRustサポート―新たにデバイスドライバを記述する言語としてRustを認めるよう求める声が強くなりつつある。3月にはカーネル開発者のMiguel Ojedaが最初の"Rust for Linux"となるパッチをlinux-next(次期カーネルへのマージを希望するパッチが集められたGitリポジトリ)にポストし、Stephen Rothwellによってマージされた。 kernel/git/next/linux-next.git - The linux-next integration testing tree Ojedaはさらに一歩踏み込んだステップとし
新年早々、新型コロナウィルスの緊急事態宣言が11都府県に再発令されるなど、2021年も前途多難な年になりそうです。 そういうご時世にもかかわらず(だからこそ)、この連載では今年も「式(ソフトウェア)」を「玩(もてあそ)ぶ」、浮世離れした話題をまったりと綴っていくつもりなので、興味ある人はお付き合いをよろしくお願いします。 さて今回は、昨今しばしば問題となる、ソシャゲのガチャの確率をソフトウェア的に考えてみました。 ガチャと提供確率 ソシャゲのガチャに大金を投じてしまう「廃課金」者の存在は、しばらく前から社会問題化しています。その結果、ガチャの際にはキャラの提供確率を表示することが義務化され、最近のガチャ画面には「★5キャラの提供割合は○○%」などと明示されるようになりました。 さて、それでは、提供割合が「1%」の場合、何回くらいガチャを回せば目的のキャラが手に入るのでしょうか? カ
ご好評いただいた本連載も今回で最終回。いつもとは趣向とは変え、竹馬氏がこれまでのインタビューを振り返りながら、未来への展望を綴ります。 一皮むけば高度なコンピュータサイエンスが 今まではインタビュアーとして抑えた感じでやってきましたが、今回は自分のブログ「mizchi's blog」の読者はご存じのような、いつもの感じで行きます。 この連載インタビュー企画の依頼を受けたときの個人的な狙いとして、技術評論社の名前を使って、いつもは会いづらい人に会いに行く口実を作ろう、ということを考えていました。その目的はほぼ達成できたので、関係者諸氏には、とても感謝しています。 ……という個人的なテーマとは別に、僕自身が本連載を通して一貫して表明したい課題感があり、それは「高度なコンピュータサイエンス/プログラミングスキルの現場適用の難しさ」というものです。 僕自身、大学でコンピュータサイエンスを修めたわけ
ドワンゴのエンジニア魂 第2回大量トラフィックを支えるインフラ~独自プロトコル、ファイルシステムの実装もいとわない!~ 大量のユーザーを抱える「ニコニコ動画(ニコ動)」「ニコニコ生放送(ニコ生)」をさらに進化させるべく、ドワンゴでは土台となる基盤を見直し、大幅なアップデートを実施した。ドワンゴのエンジニアである原耕司氏(写真1)、太田健氏(写真2)、川平航介氏(写真3)の3名にお話を伺い、プロトコルや分散ファイルシステムまで独自に開発したという、このプロジェクトの真相に迫った。 将来のサービス拡充に向けて土台を整備 ――今回、サービスの基盤部分を大幅に刷新された理由は何でしょうか。 原:ニコ動は、サービスの提供開始から時間が経ったことで裏側のコードが複雑になっており、これから新たな機能をバンバン追加するのが厳しい状況になっていました。そこで、将来的なサービス拡充に対応で
連載のはじめに みなさんこんにちは、今回より「聞いたら一生の宝、プログラミングの基礎の基礎」 の連載を担当させていただく本橋佑介です。 本記事では、広く利用されている技術から新しい技術まで、基本的な部分を現場のエンジニアの声を取り上げつつ解説していきます。習得している方にとっては振り返りとなり、また今から学ぶ方にとっては同じ疑問にぶつかった方の意見が参考になれば幸いです。 現場のエンジニアの声は私が開発に携わっている技術系QAサイトteratailから抜粋しています。 第1回では、現在では様々な環境で利用されているJavaScriptの基礎をteratailの初心者投稿とともに振り返っていきます。 JavaScript JavaScriptは主にウェブブラウザを実行環境とし、動的なウェブサイト構築などに利用されてきました。 また、今ではNode.jsをサーバサイドで利用することが増え、
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