カタカナは”思考停止”のサイン IT業界にはカタカナが反乱している。データベース(DB)、ネットワーク、サーバー、ルーターといった機器などの呼称だけでなく、アジェンダ、アラート、コミット、プライオリティ、バッファ、マイルストーン……など挙げ出せばきりがない。世間一般的に考えると、気持ち悪いくらいにカタカナ語が氾濫しているのがIT業界だ。 カタカナ語は、使うこと自体が問題ではない。理解しないまま使っている人がいるのが問題なのだ。また、カタカナ語も業界によってはまったく意味が異なる。例えば、IT業界の人たちは「デフォルト」を「初期設定」とか「標準的」といった意味で使っている。しかし、実は英語にはそのような意味ではない。正しい意味としては、金融業界の人たちが使う「債務不履行」だ。 だから、まともなIT業界人は誤解のないように、可能な限り日本語で説明し、どうしてもカタカナ語になる場合は、その意味を
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