「コンサル時代からの変化はゴミ箱を蹴らなくなったこと。当時の自分は“怪獣”のようだった。そして何より、実業の厳しさがよく分かった」――。ゼロから起業して時価総額1000億円以上を実現した女性IT起業家、DeNAの南場智子氏が振り返る同社成長の軌跡と、現社長・守安功氏らと共に目指すグローバルNo.1への挑戦。 Tweet 堀:ここからは対談および会場との質疑応答としたい。まず、私は南場さんをMBA時代から存じあげているが、マッキンゼーにいた頃と比較するとかなり変わったと感じる。ご自身として変わった、あるいは成長したと思える部分があればお伺いしたい。 南場:ゴミ箱を蹴らなくなった(会場笑)。とにかく私は子供だった。人間として大人として、基礎的なことが出来ないままにスキルを身に付け、怪獣のように暴れまわっていた。しかし女性だからということである程度甘やかされ、「面白い女性がいる」ということに