文豪・森鴎外(おうがい)(一八六二〜一九二二年)ゆかりの東京・上野の老舗旅館「水月ホテル鴎外荘」(台東区)は三十一日、営業最終日を迎えた。宿泊客を一日朝に送り出し、七十七年の歴史に幕を閉じる。女将(おかみ)の中村みさ子さん(63)は「やっと無事に終えられる」と安堵(あんど)。敷地内にある鴎外の旧邸をこの場所で残そうと、ネット上で寄付を募るクラウドファンディングなどを検討している。
文豪・森鴎外(おうがい)(一八六二〜一九二二年)ゆかりの東京・上野の老舗旅館「水月ホテル鴎外荘」(台東区)は三十一日、営業最終日を迎えた。宿泊客を一日朝に送り出し、七十七年の歴史に幕を閉じる。女将(おかみ)の中村みさ子さん(63)は「やっと無事に終えられる」と安堵(あんど)。敷地内にある鴎外の旧邸をこの場所で残そうと、ネット上で寄付を募るクラウドファンディングなどを検討している。
展示中の「燭台切光忠」(右)。左奥は、燭台切を擬人化したキャラクターのパネル=水戸市の徳川ミュージアムで 水戸市の博物館・徳川ミュージアムは、展示中の日本刀「燭台切光忠(しょくだいきりみつただ)」など被災刀のための保存ケースを、ファンからの寄付金でつくることを決めた。燭台切は、昨年一月に配信が始まったオンラインゲーム「刀剣乱舞」に登場し、知名度が急上昇。博物館の来場者数の増加に伴い、若い女性を中心に「燭台切に貢げる」と刀の保存を求めて寄付金を寄せるファンも出ていた。これまで美術的価値が低いとされた被災刀が、ファンの力によって、光を浴びている。 (山下葉月) 燭台切は、全長六十七センチ、厚さ七ミリ。鎌倉時代の光忠作と伝えられる。博物館によると、戦国武将・伊達政宗が所有していた刀とされる。名前は政宗に反発した小姓を近くの燭台ごと切ったことに由来する。後に伊達家から水戸徳川家に譲られ、東京・向島
「原稿チェックもとても丁寧。自分では気付かなかったミスもフォローしてくれる」「高いけど、高いなりの仕上がりの美しさ」 同人誌作家たちが印刷所について、良いと思う点を挙げるツイッター。その中で、誠実な対応や印刷の品質で高い評価を得ているのが緑陽社(府中市分梅町)だ。 武川優(まさる)代表(61)は「高い印刷代を払っても、いい作品を作りたいという作家が支持してくれている」と自信をみせる。 同社は武川氏の友人が一九八〇年に創業し、武川氏も入社。当初はハンコや名刺の注文を受けていたが、事業は軌道に乗らなかった。しかし、近所の同人誌サークルに印刷を頼まれたのが転機になり、「口コミで評判が広まり、注文が次々と入ってきた」。 八〇年代は「キャプテン翼」や「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」などの漫画やアニメが流行し、パロディーの同人誌が続々と作られていた時代。友人に代わって代表になった武川氏は、同人誌印刷に
文豪になりきってホテルで「缶詰め執筆」を。新潮社が、小説や自分史などを個人で出したい人のために始めた自費出版事業で、ユニークなプランを打ち出した。川端康成ら文人が利用したことで知られる老舗「山の上ホテル」(東京都千代田区)に泊まり、作家気分で執筆に専念できる。 同ホテルは「鬼平犯科帳」などの著作がある池波正太郎らの定宿だったほか、売れっ子作家に部屋にこもって原稿を書いてもらう「缶詰め」の場所としてよく使われている。 プランは、池波正太郎が好んだ和室タイプのシングルルームに専用の机を用意し、編集者が随時、打ち合わせや校正の相談に訪れる。一泊二食付き二万四千円から。 同社は八月下旬から自費出版事業を始め、希望者にこのプランも紹介しているが、申し込みはまだない。 担当者は「『原稿はまだでしょうか』と編集者がドアの前で進行状況を見守るサービスも、オプションで相談に応じます。書く過程も含めて、本作り
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