トーマスクック航空が運航するコンドル航空116便のエアバスA330で今年2月、機長のコーヒーがこぼれたことが原因で緊急着陸するトラブルが発生していたそうだ(英航空事故調査局の最終報告書: PDF、 The Registerの記事、 Aviation Safety Networkの記事)。 116便はドイツ・フランクフルト発メキシコ・カンクン行き。出発後に出されたコーヒーを機長がトレイテーブルへ置いたままにしていたところ、カップがひっくり返ってしまったという。コーヒーの大半は機長の膝にこぼれたが、少量が機長側のオーディオコントロールパネル(ACP1)にこぼれ、機内アナウンスに使用するVHF送信機能が使用できなくなる。回路を切り離すこともできずにそのまま航行していると、ACP1が過熱して電子回路が焼ける臭いが操縦室に立ち込めたそうだ。さらに20分ほど経過すると副操縦士側のACP2も過熱してボタ