この画像を大きなサイズで見るSchmidt Ocean Institute 南極海の海底を調査していたシュミット海洋研究所の探査チームが、頭の左右にまるでリボンのような飾りをつけた深海魚を発見した。 その姿は、どこかかわいらしくも見えるが、この髪飾りの正体を知ればそうもいっていられなくなるだろう。 実はこのリボンのように見えているものは小型の甲殻類で、魚の頭部に取りついて栄養を吸い取って生きる寄生生物だったのだ。 つまりこの魚は、頭の両側から2匹の寄生生物にしっかりと吸いつかれていたということになる。 魚の頭のリボンは寄生生物だった この映像は、南大西洋の南極近くにあるサウスサンドウィッチ諸島沖の海底、深さ489メートル地点で撮影された。 リボンを頭につけているように見えるこの深海魚は、ソコダラ科に分類される深海魚で学名はCoryphaenoides leptolepis。英語圏では「グレ
