モジモジ @mojimoji_x 最近地政学とか流行ってるみたいですが。 ぶっちゃけ、地政学学ぶ前にちゃんと人権とか国際法とか倫理とか正義について学ばないと、侵略行為への忌避感だけ損なわれて戦略ゲーム脳化、周回遅れの帝国主義者いっちょ上がり、になる。 2024-10-31 08:18:07
モジモジ @mojimoji_x 最近地政学とか流行ってるみたいですが。 ぶっちゃけ、地政学学ぶ前にちゃんと人権とか国際法とか倫理とか正義について学ばないと、侵略行為への忌避感だけ損なわれて戦略ゲーム脳化、周回遅れの帝国主義者いっちょ上がり、になる。 2024-10-31 08:18:07
今年四月から六月にかけて「変人のサラダボウル」というアニメがやっていた。岐阜県を舞台にした作品で、異世界で起こった内乱から逃れてきた皇女が現代日本に転移してきて貧乏探偵をしていた主人公と出会い、共同生活を送りながらの日常を描いたラノベ原作のコメディアニメだ。天才的なカリスマ性を持つ異世界の姫サラが巻き起こす騒動と、アラサーの探偵惣介との親子的な関係、またサラを追ってきた腹心の部下リヴィアがまた別の騒動に巻きこまれたりとラノベ的な軽さを持ちつつ、探偵と弁護士が主要キャラにいて随所に法律が重要な意味を持つのも面白かった。まあ主要人物がほぼ女性ばかりのハーレム構図ではあるけど。アニメ自体についてはまた年末にするとして、ここではアニメを見てから読んだ原作と、勝手に私が関連書籍として読んだ本の感想を並べておく。そういう流れなので以下、アニメのネタバレに配慮とかはしてない。 変サラ以外の本は何故並んで
9月27日、アメリカ・カリフォルニア州でタコの養殖を禁止する法律が成立した。背景には、動物が受ける不要な苦痛を減らすことを目指す「動物福祉」の考え方がある。一方、タコの「知能の高さ」も禁止の理由に関わっている点に対し「知能が高い存在をそうでない存在よりも優遇するのは差別的だ」との声も上がっているが……。 カリフォルニア州やワシントン州で法律が成立 カリフォルニア州の法案は米下院議員のスティーブ・ベネット氏が提出。超党派の賛成多数で可決され、ギャビン・ニューサム知事が承認した。タコの養殖のみならず、養殖によって生み出されたタコを事業主や経営者が販売・所有・輸送することも禁止される。 報道によると、ベネット氏は「もともと群れる習性のないタコを捕らえて繁殖させようとするのは不適切であり、動物虐待とさえ言える」とコメントしたという。 また、ワシントン州では今年3月にタコの養殖を禁止する法律が成立し
⚠️この記事の最期に私の立場などを説明したNoteのリンクを貼っている。必読である。絶対に読む事を推奨する。 ここ1週間において日本のX上で話題となっているスヤスヤ教という物に対してである。 設立の経緯みねるば氏の事はこれ以前から知ってはいたが、すやすや教なる物を作った事は過分にして知らなかった。勢いで言うとプチ寝そべり族の様なものと言っても問題は多分、恐らく無いだろう。教義(?)も基本的に別に良いとは思う。 しかし問題はそこでは無い。 聖地問題現在では改名されてはいるが元々の聖地の名前は「ネルサレム」であった。確かに聖地っぽさ、を出すのであればネルサレムは良い案なのかもしれない。しかしながら考えても見よ。イスラエル、パレスチナで今一体何が起こっているか。明らか元ネタであるイェルサレムはその宗教的性質からこれまで血みどろの闘いが繰り広げられ、今日でもそれは繰り広げられている訳である。にも関
西洋美術史研究の第一人者として知られ、文化勲章を受章した美術評論家の高階秀爾さんが今月17日、心不全のため亡くなりました。92歳でした。 高階さんは東京出身で、東京大学大学院に在学中の1954年、フランスに留学して西洋美術を本格的に学びました。 帰国後は国立西洋美術館の主任研究官を経て東京大学の教授になり、主にイタリアのルネサンスからフランス近代にかけての西洋美術の研究を進め、「ルネッサンスの光と闇」や「近代絵画史」など数多くの著書を出版しました。 また、テレビ番組にも出演し、西洋美術の歴史や鑑賞法について分かりやすく解説してきました。 高階さんは長年、美術館の運営にも携わり、国立西洋美術館や、岡山県倉敷市の大原美術館の館長を務めたほか、功績のある芸術家を顕彰する国の機関「日本芸術院」の院長を務めるなど、文化行政にも力を尽くしました。 こうした功績が評価され、2012年には文化勲章を受章し
スピッツが1994年9月21日にリリースした5thアルバム『空の飛び方』。“ロビンソン”(1995年)でのブレイク前夜だが、後にドラマ「白線流し」(1996年)の主題歌としてヒットした“空も飛べるはず”のほか“青い車”“スパイダー”などを収めた名盤で、今年は30周年記念盤のリリースも話題になっている。そんな『空の飛び方』について『スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック』の著者、伏見瞬に論じてもらった。 *Mikiki編集部 ★連載〈94年の音楽〉の記事一覧はこちら 1994年J-POPの状況と『空の飛び方』に張り巡らされた文脈 スピッツというバンドの状況論としても、1994年のJ-POPの状況論としても、『空の飛び方』についてならいくらでも語ることができる。1991年のデビューから最初の3枚のアルバムと1枚のミニアルバムがほとんど売れず(いうまでもなくすべてが名盤である)、プロデュー
かけがえのない自然を守るため、人を減らすのは悪か? 合成獣の生成と命の再生は「命を弄ぶ」観点からどんな違いがあるのか? みんなの健康のためなら「何をしても」許されるのか? マンガを読んでいて、こうしたテーマにぶつかることがある。たいていは主人公に問いの形で突きつけられ、何らかの「選択」が迫られる。信念に則り選ぶこともあれば、状況に追われやむをえず選ばされることもある。物語は進む一方で、読者のわたしは「もやもや」に襲われる。 「ほんとうにそれで良かったのか?」という問いだ。 わたし個人が、この問いに答えようとすると、ああでもない、こうでもないとグルグルとあてもなく考え、思考は深まりも広がりもしない。考える道具立てが無いからだ。 何が善くて、何が悪いのか?こうした問いに、真正面から取り組むのが、倫理学だ。倫理学の歴史は古く、それこそ人類が「考える」ことを始めたときから誕生したといっていい。考え
世界を自分の好きに再設計したい天才たち──「テクノ・リバタリアン」とは何かという話から入りたいと思います。ひとつめの特徴としては、非常に高い知能を持ったギフテッドで、世界を数理モデルで把握するのが得意な人たちである、と。 橘 ある種のエンジニアですよね。この世界を自分の好きなようにリエンジニアリング(再設計)したいという人たちです。ピーター・ティールが典型ですが、学校ではいじめられていて、幼少期から世界への憎悪や違和感を抱えていた。 でも、周囲の人間と比べて自分がとてつもなく賢いという自覚もある。そういう人間が、数学的・論理的能力が莫大な富をもたらす知識社会で、強大なテクノロジーを使って「自分の生きづらさが解消されるように社会を。プログラムし直す」という発想になるのは自然なことです。
先日リリースされた『ないものとされた世代のわたしたち』について、お手紙をいただきました。読んでくださった方々に、改めてお礼申し上げます。色々なご指摘・ご感想をいただいていますが、そのなかに「知性」の変化についてお話があったので、拙著に書いてないことも含めて書いてみます。 いただいた感想に書かれていた「知性」とは、知識をたくさん持っている人やそうした人の行為、存在感などを指すよう読めました。 それを見て私が真っ先に思い出したのは、昭和50年代に日曜日の朝にテレビで流れていた討論番組です。 www.youtube.com 特に記憶に残っているのは『竹村健一の世相を斬る』で、武村健一がパイプ煙草をくわえながら社会について語ってみせたものです。これに限らず、日曜朝には「難しそうなことを知っていそうな大人たちが、なんだか特別な雰囲気でしゃべっている」テレビ番組が流れていました。こう言っていいのかわか
2024年10月27日に投開票が行われる衆議院選挙。 いままでも僕は選挙のたびに色々記事を書いてきました。 amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp ある時は選挙に行く意義を考えてみたり、ある時は特定の政党を支持してみたり、またある時は選挙の不健全さを嘆いてみたり…… ただ今回は、正直「選挙」というところに焦点を合わせた記事を書く気がしません。それは、前回の記事で書いた通り、現在の選挙、そして選挙についてインターネットで語ることに、強く嫌悪を感じるからでもありますし、昨今の政治ショーがあまりにバカらしすぎるという理由もあります。 なので今回は、選挙というイベントから離れて、「政治というのはどのように考えて行動すべきか」というところに焦点を当てた、記事を書きたいと思います。 僕は政治
9月16日、米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学で、人工妊娠中絶の権利を訴えるイベントに参加した民主党支持者ら(ロイター)グラミー賞を最多受賞した米歌手、ビヨンセの代表曲「フリーダム(自由)」が流れる。米大統領選の民主党候補である副大統領、ハリスがそこへ颯爽と登場する。 最近の民主党集会でのお決まりの光景だ。「フリーダム」はハリスのテーマ曲であり、短期間で幅広い有権者の心をつかむ上でのキーワードでもある。 個人の自由は米建国以来、憲法が守るべき最重要の権利とされてきた。このことは「権利章典」と呼ばれる憲法修正条項の第1条で、「宗教の自由、言論および出版の自由」を定めたことでも明らかだ。 東西冷戦期には、共和党大統領(当時)のレーガンが、規制や課税といった政府の介入から市場や個人の利益を守る「自由放任主義」を掲げた。これは個人の自由を否定する共産主義や全体主義から米国を守る「盾」と位
驚くべき動画が公開された。アレックス・タバロックとタイラー・コーエンが最近、彼らの運営する「マージナル・レボリューション大学」 [1]訳注:タバロックとコーエンが運営するブログ「マージナル・レボリューション(Marginal … Continue reading でミクロ経済学の新コースを開講するにあたって、入門教科書の宣伝も兼ねた短いプロモーション動画を公開したのだ。彼らは、「経済学って楽しい、親しみやすい、怖くない」と思えるような動画作りに力を尽くしている。ほとんど全てのセリフにちょっとしたかわいらしいアニメーションがついていて、経済学の勉強は怖くないと思ってもらえるよう作られている。だが動画も中盤にさしかかると、彼らはそれまでの努力をうっちゃって、普通の視聴者を置いてけぼりにすること請け負いのセリフを述べ始めてしまう。動画を見て、彼らの失敗に気づけたか確認してみてほしい。 Intro
2023年の末、私はPlayStation5で『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(以下、『P5R』と表記)』(アトラス)をプレイしていた。高校生の主人公を中心とするグループが「心の怪盗団」として活躍する人気RPGだ。 私は『P5R』をプレイしながら、幾度となく「大衆社会論だ……」と呟くことになった。その少し前、私は大衆社会論に関する論文を書いたのだが、『P5R』はまさに「大衆」を重要なテーマとする作品だったからだ。 ペルソナ5には無印とロイヤルの二種類があるのだけれども、ロイヤルのほうが大衆社会論としての深みが増している。 — Shotaro TSUDA (@brighthelmer) April 5, 2024 折しも、アトラスは2024年の10月11日(金)に新作RPG『メタファー リファンタジオ』の発売を予定している。ペルソナ3/4/5のスタッフによる作品で、トレイラーを見る限り、たしかにイ
東大ファッション論集中講義 (ちくまプリマー新書) 作者:平芳裕子筑摩書房Amazon ファッションの本は色々な方向性・難易度のものがあってとっつきにくい。 大きな書店の、ファッションのジャンルの棚を探せば望みの本に出会える気がするかもしれない。が、なかなかうまくいかない。なぜなら、ファッションの本は新書コーナーや○○文庫や××シリーズのコーナーに配置されていたりもするからだ。店内検索もあまり役に立たない。タイトルや著者がわかっていなければ検索が難しく、そもそもタイトルや著者がわかっていれば苦労しないわけで。 そうしたなか、最近、『東大ファッション論集中講義』という本に出会った。これが良かったので、ブログに読書感想文を置き残したい。 『東大ファッション論集中講義』はこんな本 はじめに、『東大ファッション論集中講義』という本を無理矢理ワンセンテンスに要約してみよう。 「近世~現代までのファッ
「暇だね」 「暇だねえ」と配偶者は答えた。 じゃあどこか行こうかということになったのだけど、埼玉のぱっと思いつくようなところはすでに訪問済みの場所が多く、どこに行けばいいのか分からなかった。 「湖でも行く?」僕はGoogleマップで適当にスワップを続けていた。 「涼しげでいいね。そうしようか」 ということで、タイムズカーシェアの車に乗り込み、Googleマップで見つけた、比較的近くにある鎌北湖なる湖に行ってみることにした。 湖だった。 「湖だね」 「そうだね」という会話をした。あまり深く調べもせずに、とりあえず来てみたら、結果、特に大した特徴もない、言葉の通りのただの湖だった。 とりあえず、写真を何枚か撮り、伸びをして、少し散歩して、事足りてしまった。 猫は気持ちよさそうに眠っていた。 当座の目的は達成された。やや不完全燃焼の感は否めないが、まあ他にすることもないし帰るかと車に乗ってしばら
ディストピアを語る理由は、ディストピアのありさまをこと細かに語るとディストピアの到来を阻止できる可能性があるからです。これは人類のある種の知恵なんだと思います。 「ディストピアもの」が書かれ出したのは20世紀に入ってからです。オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』とかジョージ・オーウェルの『1984』とかがたぶん最初です。でも、ディストピアSFが大量生産されたのは1950年代、60年代のアメリカです。その頃に大量生産されたのは、米ソの間で核戦争が起きて、世界が滅びるという話です。わずかなヒューマンエラーによって核戦争が始まり、文明が消滅する。そういう話です。映画であれ、テレビドラマであれ、漫画であれ、小説であれ、膨大な数のディストピアムが書かれました。 僕はSF少年だったのでその頃にリアルタイムで大量のSFを読みました。『博士の異常の愛情』とか『未知への飛行』とか『猿の惑星』とか世界が
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