これまで「就活の過程」は無駄とされてきた久保さんが就活の過程が評価される新サービスを立ち上げたのは、親友が就活に失敗したことがきっかけだった。とある大手企業を志望し、エントリーから8次面接までを無事通過したのだが、最終面接で落とされてしまったという。 「彼は『積み上げたがんばりが一瞬で崩れ去った』とすごく落ち込み、うつ状態になってしまいました。入りたくて仕方なかった志望企業を嫌いになり、その会社の悪口をいうようになりました。そんな彼の様子を見て、『最終面接まで行った努力と実績を無駄にしない仕組みを作れないか』と思ったのが、サービスを始めたきっかけです」 商社や広告代理店、大手メーカーなど、人気の企業には数千〜数万のエントリーが来ることもあるため、企業は志望者をふるいにかけるべく、何度も面接やグループワークを行っている。 結果、選考フローの多さや機械的に送られてくるお祈り(不採用通知)メール