デンマーク・コペンハーゲンの歩行者専用道路「ストロイエ」(2002年7月30日撮影)。(c)ERIC BARADAT / AFP 【8月20日 AFP】「読書危機」が懸念される中、デンマーク政府はより多くの市民に書籍を購入してもらうことを目指し、書籍にかかる消費税を廃止する。文化相が20日、発表した。 デンマークの書籍に対する25%の税率は現在欧州で最も高く、書籍購入に対して消費税を課していない英国などの国々とは対照的だ。 「残念ながら近年広がっている読書危機を解決するために、できる限りのことをしなければならない」とヤコブ・エンゲルシュミット文化相はリツァウス通信に語り、政府の予算案で書籍の消費税を廃止することを提案すると発表した。 この措置は、年間推定3億3000万クローネ(約76億円)の費用がかかる見込みだ。 経済協力開発機構(OECD)の最新の教育報告書によると、デンマークの15歳の
