みなさんは「教養」とは何だと思いますか? どんなことができる人を「教養がある人物」だと形容するでしょうか。 最近、本屋に行くと一冊は「教養を身につけるために!」のようなポップとともに、ゴテゴテのギラついた表紙に飾られた「教養のための必読書」を見かけます。 タイトルには「毎日読めば教養が身につく」だの「世界のエリートが読んでいる教養書」だの、大層なお題目が。 「世間のエリート」がどう思っているかは、私にはわかりませんが、少なくとも私の知り合いの東大生たちは、みんな一歩引いたところから冷めきった目線でこの「教養ブーム」を観察しています。 先日彼らは、「『○○(難読書)を代わりに読む』がテーマの本って、あまりにも結果にしか目が行っていないことがわかってしまって、ダサすぎる」と話していました。 「教養がない人が、見せかけの教養を手にするために買いに行くバカのためのファスト・ナレッジ」「バカ証明書」
