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ブックマーク / haps-kyoto.com (5)

  • 作品は作家からの預かりもの アートコレクター・田中恒子 インタビュー | 芸術家×仕事コーディネート事業 インタビュー | 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

    関西のギャラリーや美術館で、アートコレクター・田中恒子さんにお会いしたことがあるという方は決して少なくないのではないでしょうか。住居学者として多くの書物を著し、大学教員や中学校の校長としても忙しい生活を送る一方、関西圏のみならず全国の展覧会に足繁く通い、1000点超にもわたる若手作家の作品を中心とした現代美術のコレクションを築いてきた田中氏は、たくさんの作家や美術関係者からも「恒子さん」と呼ばれ親しまれる存在です。2009年には、和歌山県立近代美術館に約20年かけて集めてきたコレクションの大半を寄贈し、同年、美術館では「田中恒子コレクション展(注1)」が開催されました。長年一緒に暮らし、「家族のよう」と表現する愛着ある作品を美術館へ送り出してきた田中氏の作品に対する想いと、支援者であり、また表現者でもあるアートコレクターの生活や活動についてお話を伺いました。 作品を社会に還元する ——20

    作品は作家からの預かりもの アートコレクター・田中恒子 インタビュー | 芸術家×仕事コーディネート事業 インタビュー | 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
  • 『表現と倫理の間で』 | HAPS

    座談会:ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、山田創平、遠藤水城 記録:河順子 場所:HAPSオフィス 日時:2016年2月23日 19:00-23:00 1 ブブ 『わたしの怒りを盗むな』(*1)のタンブラーに対する反応で、最近ブブさん怒りすぎなんちゃう?という声があります(笑)。 遠藤 まず、明らかにしたいのは、その怒りが向いている対象は限定されているということですよね。差別の問題があります。あるいは、エスニシティ、セクシュアリティ、階級などさまざまな政治的社会的イシューがあります。一方でさまざまな自由な表現をする人間がいる。そのなかで、大学や美術館など「公共性」を担っている機関が問題を引き起こしている、という点に対して批判しているのだと思いますが、いかがですか。 山田 そう思います。 ブブ そうです。遠藤さんがメールで書いて下さったように、今まで「当然ダメとされてきたこと」「言わなくてもわかる

  • 【3/25】オープン・ディスカッション「表現と倫理の現在」 : 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)

  • 美術表現に関わる近時の国内規制事例10選(1994-2013) | HAPS

    前書き 美術について、公的・私的の主体の別を問わず様々な主体からの規制、またアーティストや展示実施機関による自粛、外部からの政治的・倫理的な抗議や、法的・経済的な制裁が行われるケースがあることは知られています。私自身もArts and Lawや文化機関での仕事で関わった中で様々な出来事がありました。しかし、こうしたケースがメディアなどを通じて表沙汰になるのはほんの氷山の一角で、多くは表沙汰にされることなく時間が経過していきます。 関係者のメンツやプライバシー、守秘義務にも関わることであり、表に出てこないものについて掘り出すには、丁寧に踏み込んで取材をしていくしかありません。それには個々の事例についてより深く詳細に、背景を含めて多角的に検討する必要があると考えます。例えば美術館を巡る規制や政治については、国内でも個々のケースを丹念に取り上げた書籍は何冊かあります。例えば橋啓子の『水と土の新

  • 美術表現に関わる国内裁判例25選 Θ HAPS

    A 表現の自由と美術館の展示・収蔵にかかる裁量権 1 富山県立近代美術館天皇コラージュ事件 (第一審:富山地裁平成10年12月16日判決、控訴審:名古屋高裁金沢支部平成12年2月16日判決、上告審:最高裁判所平成12年10月27日決定) 【原告】大浦信行(美術家)、県内外34名 【被告】富山県・富山県教育委員会 【事案概要】昭和61年3月から約1ヶ月、富山県立近代美術館で、選考委員会によって選抜された30人の作家による企画展「’86 富山の美術」が開催され、その中で、富山県出身の大浦氏の連作版画「遠近を抱えて」14点のうち10点が出品されました。この作品は、既成の写真素材(昭和天皇、古今東西の名画の一部、頭蓋骨、人体及びイカの解剖図、裸婦、入れ墨の後ろ姿、木の幹、家具など)によるコラージュの連作で、一部は同館の収蔵品でした。しかしこの展覧会の終了後、県議会でこの作品について議員から「不敬だ

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