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ブックマーク / klov.hateblo.jp (7)

  • Web業界の人はそろそろPDCAという言葉を捨てたほうがいいんじゃないか - 絶倫ファクトリー

    PDCAは「小さな改善」を指すものではないし、そもそもWebサイト改善には向いてない。まずPDCAはP=計画ありきの「マネジメント」の話だし、Webはコントロールできない要素が多すぎて精度の高い計画立案が難しいからだ。 PDCAサイクルの出自は製造業の品質管理である。そしてPDCAという概念のキモは、「品質管理の話をしていると思ったらいつの間にかマネジメントの話をしていた。何を言っているのかry」である。例えば「C」は品質チェック作業はなく、品質のばらつき具合が事前の計画どおりだったかどうかを判断する。それはP=計画の検証そのものだ。製品の品質を管理するときに、単に品質チェックの「作業」を頑張ればいいのではない。品質の問題が生産工程全体のマネジメントの問題にスライドしていく。それがPDCAという概念の画期的な点だった。 だからPDCAというのは製造業だろうがWebだろうが、常にマネジメント

    Web業界の人はそろそろPDCAという言葉を捨てたほうがいいんじゃないか - 絶倫ファクトリー
  • 「Web解析ツール」は死に、「Predictive First」へと移行する - 絶倫ファクトリー

    新卒でWeb系企業に入ってから6年間、webサイト改善の仕事に携わってきたけれど、いわゆるこの業界で言われる一般的な「Web解析」のやり方というのは、もう時代遅れなのではないかとこの半年くらい考えている。正確に言えば、Adobe Analytics(以下AA)やGoogle Analytics(以下GA)といった「Web解析ツール」を使ってWebサイトの課題を見つけて改善点を洗い出し云々……と言ったやり方は古いものになりつつあるのではないか、という話だ。 点の改善 線の改善 AAやGAといった従来のWeb解析ツールの弱点は、サイト全体でユーザがどのように動いているのか、つまりサイト上でのカスタマージャーニーを把握できないことだ。直帰率の高い入口ページを見つけて改善する、CVしているユーザがよく見ているページを見る……これらは基的に課題がある、またはCVに寄与していそうな「点」を見つけて、

    「Web解析ツール」は死に、「Predictive First」へと移行する - 絶倫ファクトリー
  • 幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』 - 絶倫ファクトリー

    幸福な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21) 作者: 速水健朗出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/08/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (6件) を見る ショッピングモールと都市が、消費を通じて接近していく様子を描き出した。特にウォルト・ディズニーが晩年ショッピングモールを熱心に研究していたという事実は、書のハイライトの一つだ。 モータリゼーションを下敷きにモールが発展したアメリカと、鉄道を中心に発展していった日は事情が異なるが、たまプラーザや代官山など国内の取り組みにも触れている。 都市という公共的な存在が、経済上の要請によって「テナント業」化していく様子を、ショッピングモーライゼーションと著者は呼んでいる

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  • 「僕等」の居場所としてのWebはもう終わってる - 絶倫ファクトリー

    普通の女子大生は、Google+で「日一」になんかなっちゃいない。 話としては分かるんですよ。でもこういう感性って、もう圧倒的に古いと思うんですよ。 ここで言及されている坂口さんみたいな、Webをセルフプロデュースの場所としてさらっと、自然に使いこなすこの手合いは昔からいたわけで。 それこそブログが産声を上げた瞬間からさ。はてなも例外ではなかったわけでしょ。 Ririkaの思い出:「はてなアイドル」の系譜 - 殺シ屋鬼司令 何も構造は昔から変わってない。でもGoogle+という環境で一番になるってことは、その下に有象無象の下位互換がひしめいていることが想像できるわけで。 一般化は出来ないけど、氷山の一角ではあるはずなんですよ。 Webは自分を売り出す場所ではなく「僕等」の居場所である、という感性はもっちーの時代・Web2.0の時代のレガシーだ。 確かに「僕等」の居場所ではあること自体に変

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  • 「メタボリズムの未来都市展」と文学フリマ『筑波批評 2011年秋号』 - 絶倫ファクトリー

    森美術館で開かれている「メタボリズムの未来都市展」に行ってきた。 1960年代の日に、未来の都市像を夢見て新しい思想を生み出した建築家たちがいました。丹下健三に強い影響を受けた、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦といった建築家たちを中心に展開されたその建築運動の名称は「メタボリズム」。生物学用語で「新陳代謝」を意味します。それは、環境にすばやく適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖していく建築や都市のイメージでした。東京湾を横断して伸びていく海上都市、高く延びるビル群を車が走る空中回廊でつないだ都市など、その発想の壮大さには驚かされます。 メタボリズムが提唱されたのは、戦争で荒廃した日が復興し高度経済成長期へと移行した時代です。そこには理想の都市を通じて、よりよいコミュニティをつくろうという思いもありました。この展覧会は世界で初めて、メタボリズムを総括する展覧会になります。日が大きな

    「メタボリズムの未来都市展」と文学フリマ『筑波批評 2011年秋号』 - 絶倫ファクトリー
  • CAMP:TALK:1203 「アートと公共性」  あるいはChim↑Pomについて- No Hedge!

    を聞きに行ってきた。「アートと公共性」というタイトルだったのだが、僕はアート方面はからきしなので、「公共性」の方にアクセントを置いたつもりで話を聞いてきました。 ……というのも半分当、半分冗談で、この場にいた大半の人がそうであったように、例の「ピカッ」事件の当事者である「Chim↑Pom」のリーダーが卯城氏が来るということで、半分は野次馬根性でした。 あと以下の文章で僕が使う「アート」というのは、このトークイベントのコンテクストからするとおそらく(言ってる人がおそらくというのも変だが、知識がないので)現代アートのことを指しているのだと思ってください。 純朴な「対話」への意志 http://ca-mp.blogspot.com/2008/11/talk-1203.html 共同体と“開かれた”アート 〜アートと公共性の関係〜 第一夜:アートは、何とどうやって関わっていくのか <ゲスト>

    CAMP:TALK:1203 「アートと公共性」  あるいはChim↑Pomについて- No Hedge!
    laislanopira
    laislanopira 2008/12/12
    アートと公共性/ "彼(Chim↑Pom)が考えていたのは、そういう風にして「何をやっても<アート>という枠の中に回収されてしまう状況」から抜け出そうということだった"
  • 『アーキテクチャの生態系』から見るニコニコと2ちゃんねるの分岐 - 絶倫ファクトリー

    アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか 作者: 濱野智史出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/10/27メディア: 単行購入: 97人 クリック: 1,074回この商品を含むブログ (264件) を見る アーキテクチャの内部にとどまるニコニコ、外部にはみ出す2ちゃんねる 各所で指摘されているが、濱野氏による論考の優れた点は、それまである一つの空間におけるコミュニケーション論的な方向でとどまっていたウェブ論を、アーキテクチャという観点から捉えなおし、さらに同期性という時間の概念を取り込んだことである。それにより、複数のレイヤーを奥行きを持って分析することが可能になった。 北田暁大が2ちゃんねるの分析に用いた「繋がりの社会性」というタームによって類似性の指摘されていた2ちゃんねるとニコニコ動画だったが、このの論考によれば、それぞれ全く逆の方向に進化して

    『アーキテクチャの生態系』から見るニコニコと2ちゃんねるの分岐 - 絶倫ファクトリー
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