劇場公開中のアニメ映画、『時をかける少女』を観た。 ■映画の見どころ 原作はあまりにも有名な小説なので、ストーリーなどの紹介は省くが、今回、初めて“アニメ化”された本作は、原作の約20年後という設定で、主人公も交代。高校2年生の紺野真琴という新しいヒロインを登場させている。 ちなみに、原作の主人公、芳山和子は、独身のまま30代となり、真琴の叔母という設定で登場。和子の部屋には、ちゃんとラベンダー(原作で重要なモチーフとなっていたアイテム)のポプリが飾られていたりする。 ■アニメの中の現在・過去・未来 時間跳躍(タイムリープ)というのが、本作のテーマである。 主人公・真琴は、この特殊な能力を手に入れ、数日あるいは数時間前という“ちょっとだけ過去”へ、何度も時間跳躍する。しかし、決して未来や遠い過去へ行くことはない。 ここまでは原作どおりの展開なのだけれど、その代わりに、本作は「2006年7月
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