病棟の仕事は日勤(午前8時から午後5時)・準夜(午後4時から深夜0時)・深夜(深夜0時から朝8時)の三交替勤務。 勿論、その時間内に仕事が終わるのは極々稀なこと。勤務者が極端に少ない準夜勤や深夜勤務中に突発的なことがあると、残業することも多々あった。まぁ、私の要領が悪かったのもあっただろうけど。 その夜は、珍しく病棟が静かだった。重症患者さんたちの容体も安定していたし、日中発熱していた方も解熱していると聞き、ひとまずほっとした。 私は、準夜勤者から申し送りを受けてから全ての病室を巡回した。異常が無いことを確認したけれど、何となく気になる患者さんがいた。 巡回時には眠ってる様にも見えたのだが、本当は起きてるような気がしたからだ。ちょうど深夜一時を回った頃。 私はもう一度病室へと行くことにした。眠ってる患者さんを起こさないように、懐中電灯の灯りに気をつけながら。そっと、そーっとドアをあけた。す

昼間の14時22分に満月になった 今日は魚座での満月 満月の見える位置は太陽の丁度反対側 日中の青空の中に満月の姿は見えない 日没頃に東の空から昇って日の出頃に西の空へ沈む 今は煌々としたまぁるいお月様が見えている、 ハズだったのに アメリカの海洋生物研究所で実験をしていた女性学者が、ある事に気がついた。 カタツムリは満月になるときまって、東の方に向かって這っていくのだという。 それは、カタツムリたちには、地球の磁力を感じ取る能力があったから。月の引力による微妙や磁力変化を、カタツムリたちは感じ取っていたというのだ。 私もはもう随分とカタツムリを見ていない。子どもの頃は、雨上がりに至るところで見かけたのに。今はてんで見かけることはない。 今夜、どこかで東へ向かって這っているカタツムリ君を見かけたら、どこへ向かうのか聞いてみたい。 満月の夜、カタツムリは東へと進む。 東へと進むカタツムリくん

明日は満月 図書館が好き。 図書館の静けさが好き。 残念ながら好きな図書館は遠い。 あぁ、図書館に行きたい。 図書館はしんとしていた。 本が音という音をすべて吸いとってしまうのだ。 図書館奇譚 この、「しん」が好き。 本に音を吸いとられ、紙を捲る音や静かな足音以外聞こえるのは「しん」だけ。 図書館や古本屋の、あの何とも言えない独特な紙の匂いが好き。 わけもなく不思議と落ち着く古びた本の匂いは、本が持つ紙やインクの他、装丁に使われたたくさんの化学物質が、光や熱、湿気に触れることで分解された化合物が放出されたものだと言う。 この、「匂い」も好き。 本屋には、この「しん」も、「匂い」も、無いけれど、ここは何となく図書館みたいな雰囲気がありそうで行ってみたいなぁ、と思っていた。 それは、文化を喫する 入場料のある本屋 ーBUNKITSUー https://bunkitsu.jp/ 普通の本屋と違う

突然ですが、詐欺に遭ったことありますか？ 幸いにして、私はその様な経験はありません。 あ、先日サギノマスクらしきものが送り付けられたことはありましたけど・・。 私は未だかつてアベノマスクしてる人を見たことがありません 誰かにお金を盗られたり、大切な物を盗られたり、本当に大事な心までを盗られたこともありません、たぶん。 昨日は、コンフィデンスが鍵になる獅子座の新月だったからと言う訳ではないけれど、映画コンフィデンスマン(信頼詐欺師)を観た。ドラマも前作も全然観てないのに。 それは、あの青年の姿をしっかりと目に焼き付けておきたかったし、クアラルンプール在住のあの人が友情出演してることを知ったから。 鑑賞には以下の事に注意しながら・・・。 結果、映画は私が想像してたものとは・・・ ちょっと違っていて面白かった！ それもそのはず、脚本は探偵はBARにいるシリーズなどの、吉沢良太氏ではないか！ それ

赤いワインに薔薇と月と太陽を浮かべ もっと熱く もっと激しく 酔わせたい 薔薇と月と太陽  Takamiy 薔薇と月と太陽 Takamiy ↑驚きです。当時64歳って、本当なのでしょうか？ 月が見えないこんな夜には ひとりグラスにワイン注ぐ 隠し味には薔薇のはなびら 赤のワインに月浮かべたら すこし酔いが回ったみたい 思い出すのは懐かしのCM 女房酔わせてどういうつもり 太陽みたいな笑顔の影には 月のような神秘のベールと 薔薇に劣らぬ美貌と気品が ハスキーボイスでほほえんだ 薔薇も月も太陽も似合うひと 覚えていますか、あのせりふ 少し愛して、なが〜く愛して。

深夜2時34分に蟹座で新月を迎えた。 先月の新月も確か蟹座だったはずだ。 占星術に詳しい訳じゃないから、蟹座で向かえる新月が続けてあった理由は説明なんか出来ない。星回りってやつかしら。でもきっと、蟹座のエネルギーがより強いのではないかと思う。 もう随分と前に出会った一冊の本に書かれたことを、馬鹿の一つ覚えみたいに続けてきた私。今日もまたそれをやらずにはいられなかったこと。この新月を迎えるたびに私が続けてきたこと。今日、新月から8時間経つ前に、どうしてもここに書きたいと思ったのです。 その理由はね、当たり前のように15年以上も続けてきたことを振り返って、最近は適当になりつつあったそれをもう一度確かめて、より月からのメッセージを受け取って、自分の願いを叶えたいと思ったから。そして、誰かの願いも叶えばいいなと思ったから。 まるでゲームみたい。だけど、人生だってゲームかもしれない。プレイするのは私

遠方に住む義父のケアマネさんから連絡が来た。義両親は、81歳の義母が87歳の義父を介護するという老老介護状態だ。在宅介護を続けてきた義父の最期をどう迎えるのかを、決めるときが来たようだ。 どこかに入るのか、自宅で迎えるのか。 話は遡って一月のこと。義父が退院する際、もう在宅は無理だからと病院のソーシャルワーカーやケアマネさんや訪問看護師さんから怒涛の電話を受けた嫁の私が、慌てて帰省した時から始まっていた話。 私は連絡をしてくれた人全てと会い、予め候補に上がっていた入所先の施設に義母と訪れた。そして、義母は義父を施設へ入所させることを決めたのだ。それは、親戚とも相談し、義父とも話をして、よくよく考えたうえで義父母のふたりで出した結論だった、はず。 離れて住んでるのをいい事に、日頃長男の嫁らしいことを何も出来ず心苦しく思っていた私は、とりあえず義父の入所先を決めることが出来て安堵した。 ところ