つきこの本棚から〜後悔病棟〜後悔の過去へ 後編 - 三日月の夜に 愛に恋

病棟の仕事は日勤(午前8時から午後5時)・準夜(午後4時から深夜0時)・深夜(深夜0時から朝8時)の三交替勤務。 勿論、その時間内に仕事が終わるのは極々稀なこと。勤務者が極端に少ない準夜勤や深夜勤務中に突発的なことがあると、残業することも多々あった。まぁ、私の要領が悪かったのもあっただろうけど。 その夜は、珍しく病棟が静かだった。重症患者さんたちの容体も安定していたし、日中発熱していた方も解熱していると聞き、ひとまずほっとした。 私は、準夜勤者から申し送りを受けてから全ての病室を巡回した。異常が無いことを確認したけれど、何となく気になる患者さんがいた。 巡回時には眠ってる様にも見えたのだが、本当は起きてるような気がしたからだ。ちょうど深夜一時を回った頃。 私はもう一度病室へと行くことにした。眠ってる患者さんを起こさないように、懐中電灯の灯りに気をつけながら。そっと、そーっとドアをあけた。す

[lalanoniwa]

あの時こうやっておけばって考える事は沢山あって失敗も沢山したけれど、後悔はした事はないかも。でも私も聴診器欲しいな。人に聞かれたら嫌だけど子供達の心の声とかこっそり聞いてみたい（笑）

[hikaru-ko]

さおりさんの魂が安らかでありますように　分かっていても、聴診器ほしいですね

[nonchi1010]

想い浮かべる人がいて、泣いちゃいました。そして、あれでよかったんだよな、とあらためて思いました。