プロダクションレベルで使える ――吉田さんは本書『AWSによるサーバーレスアーキテクチャ』の翻訳に際し、監修を担当されたとのことで、ぜひ本書のポイントについてうかがえればと思います。最初に、吉田さんがどんな方で、本書とどういうつながりがあるのか教えていただけますでしょうか。 吉田:吉田真吾と申します。私はAWSなどのクラウドへの基盤移行やモダン化の支援を中心にコンサルティングの仕事をしています。2年前にニューヨークでのServerlessconfに参加したときに、商用・ビジネスレベルでサーバーレスアーキテクチャを活用するために必要なさまざまな知見が披露されたり、その場で議論されたりしているのを見て、日本でも知見を共有し合う場としてサーバーレスのコミュニティを立ち上げました。 それは多くの人にサーバーレスアーキテクチャを用いたよりよいシステムを実現・利用してもらいたいとの考えからです。現状、