最近の漫画を読んでいると、 テーマ設定が複雑なものばかりだ。 少し前は『ゴールデンカムイ』 最近読んでいたのは『僕のヒーローアカデミア』 特に「ヒロアカ」には途中から萎えた。 始めのほうは王道でとても良かったのに、 誰もが「個性」と呼ばれる特殊能力をもって生まれる時代、 世界はその特殊能力を使って戦う「ヒーロー」で溢れかえっている。 誰もが「ヒーロー」に憧れる。 「無個性」として生まれるが、心は誰よりも「ヒーロー」という主人公、 彼はその姿勢を見込まれて世界一のヒーローから「個性」を受け継ぐことになる。 そこからの「成長」を軸に物語を進めていくという流れは王道のバトル漫画、 最終章に突入した最近になって読みだしたのだけれども、 途中から「敵にも苦しみがあって世界を壊したい理由がある」だなんて展開に時間を割くようになった。 私にとってはそれが萎えた。 こういうのはおそらく作家というより編集さ