健康的だと思われがちな日本食だが、塩分含有量が多すぎるとの指摘もある。ただ、塩分の過剰摂取が命を縮めることはわかっていても、日々の食事をおいしく食べるために塩味は欠かせないだろう。 悩ましいこの状況を解決してくれるかもしれない技術がでてきた。 米メーン大学の研究者が、電流により味蕾を刺激することで擬似的に味覚を再現する方法を思いつき、実際に電極を埋め込んだ箸で味覚をハッキングしたのだ。 箸から塩味を与えることができれば、健康的においしい食事が楽しめるかもしれない。 ・基本味5つのうち3つを再現 研究者は、電気の周波数、電極の素材、舌の刺激位置などさまざまなパラメーターを変えながら味覚の再現を探求。結果、基本味の5つのうちの3つ、「塩味」「酸味」「苦味」を再現する方法を発見した。 「甘味」を作り出すのは難しく、「うま味」については被験者によって感じ方があいまいだったためにテストできなかった。
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