20代を日本の日系企業で、30代をアメリカ西海岸(シリコンバレー)の米系企業で勤務する方へ取材しました。今は年の半分をアメリカ、半分を日本へ“出張”という形で生活されています。 アメリカと日本の二重生活をしながら感じる「賃金の差」という点を中心に書いていきます。 状況を知り理解することで、子どもに施す教育内容や方針を決定するためのヒントにしていただければと思います。 日本の給与は著しく低い 日本では、新卒給与が500~600万円で高い方と言われます。 また、年収1,000万円まで行けば、「高給取り」と考えられています。年収1,000万円到達が若年層であるならば尚更のことです。 しかし、私が今いるシリコンバレーの企業では給与1,000万円はワーキングプアレベルです。 友人とルームシェアをしながら、生活するので精一杯。新卒でも大卒ならば、最低でも800万円以上ぐらい出ます。 もちろん職種にもよ