神奈川県の箱根山では、17日も火山性地震が発生するなど活発な火山活動が続いています。気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。 神奈川県温泉地学研究所によりますと、規模の小さい火山性地震は17日夕方までに100回以上観測されています。また、先月下旬以降、大涌谷付近を中心に山が膨らむ傾向を示す地殻変動が観測されているほか、国土地理院の解析でも立ち入りが規制されている区域の地面の一部が15日までに、最大12センチ隆起しているとみられることが分かっています。 一方、地下のマグマや火山ガスなどの動きを示すとされる火山性微動や低周波地震は観測されていないということです。 気象庁は今後、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとして、引き続き、箱根山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を出して、噴