【カイロ前田英司】エジプトの最高憲法裁判所は14日、議会選挙制度に不備があったとして、昨年の民主化闘争でムバラク前政権が崩壊した後に選出された人民議会(国会・定数508)の解散を命じた。制度上、公選される498議席の3分の1(小選挙区枠)は無所属候補に割り当てられているが、政党の候補者が出馬して議席を獲得していたため、選挙結果を無効とした。 この判断を受け、人民議会は解散・再選挙になる。議会が「不在」になれば、立法権限は国を暫定統治する軍最高評議会に移る。 一方、憲法裁は先に人民議会が可決した旧体制幹部の公民権剥奪法案について、違憲と判断した。16〜17日実施の大統領選の決選投票には前政権のシャフィク元首相が進出しているが、違憲判断で選挙続行が決まった。 人民議会は、決選投票にシャフィク氏の対抗馬を送り込む穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が、議席の約半数を占める。決選投票直前の司法
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く