意外と人気のあるジム(Amazon販売サイトより) 昭和の熱狂を振り返るうえで避けて通れないのが「ガンプラ」だろう。もともと『機動戦士ガンダム』は1979年の放送では視聴率の低迷から本来52話だったのが、43話で終了。ニュータイプの「シャリア・ブル」の登場があまりにもアッサリし過ぎており、横山光輝三国志における「官渡の戦い」が一コマで終わったのを彷彿とさせる。いくら諸葛孔明を早く登場させたいとはいえ、曹操と袁紹の天下分け目の一戦がここまでシンプルに流されるとは......と思ったものである。 一方のガンダムだが、1981年の再放送ではとんでもない人気を誇り、ガンダムシリーズのプラモデルである「ガンプラ」は大人気となった。同作の大ブレイク後、各地のおもちゃ屋やショッピングセンターではガンプラが売り出されたが、私が初めて手にすることができたのは「ムサイ」である。 お世辞にも「欲しい!」とは言え