工事が無期限休止となり、鉄骨がむき出しとなったままの東京メトロ東西線木場駅のホーム=江東区(東京メトロ提供) 日本で最も混雑の激しい路線として知られる東京メトロ東西線に異変が起きている。混雑緩和を図るため駅ホームの幅を広げたり、動く歩道を設置したりする駅の改良工事が中止となっているのだ。大きな理由は新型コロナウイルス禍による乗客の減少。専門家は「リモートワークや時差通勤はアフターコロナも続くとみられ、鉄道会社は混雑緩和に向けた設備投資の見直しを迫られている」と指摘する。(大竹直樹) トンネルの壁面は鉄骨むき出しで、工事の真っただ中にあるように見える東京メトロ東西線木場駅(東京都江東区)の地下ホーム。実は昨年4月から工事が止まったままだ。東京メトロによると、今年4月に工事の無期限休止が決まった。
![日本一混雑の東京メトロ東西線に異変 緩和工事休止(1/3ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/80617d6e106d5dfc12852dbef4f063c09187635c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FvhVS0Nb1yrTouxunoyPcX2WfL8U%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FRIHHOVDRHNP4FIIBOYYB6TWB2M.jpg)