tarはアーカイブを作成するコマンドだ。 アーカイブとは、複数のファイルを1つのファイルにまとめて書庫管理するファイルのことだ。 よく勘違いをするのだが、アーカイブする作業だけなら、ファイル圧縮は行わない。 このページではアーカイブの考え方と管理方法を解説する。 キーワードとして「アーカイブ」「圧縮」「解凍」「展開」という言葉が出てくる。この4つの言葉はコンピュータを使うすべての人にとってポイントとなるワードなので覚えておいてほしい。 併せて、tarコマンドと他の圧縮に関するコマンドとの違いを十分に把握してほしい。 アーカイブとは 先にも書いたが、アーカイブは複数のファイルを1つのファイルにまとめて管理するファイルに変換することだ。 アーカイブされたファイルはファイルとしては、そのまま内容を読み出すことができない。 内容を読み出すには、アーカイブ前の元のファイルの状態に戻す作業が必要だ。