9月17日の札幌ドーム、オリックス戦。試合後、杉谷拳士(左)を出迎える栗山監督。代打起用に見事に応え、貴重な決勝タイムリーを放った21歳の活躍を称えた。 「混パ」の熱狂が続く。ペナント争いも最終章。巨人がダントツの強さでリーグ優勝を成し遂げたセ・リーグとは対照的に、パ・リーグの覇権の行方は最後まで、もつれそうな情勢だ。 9月25日現在、V争いは1位・日本ハムがリードしているが、2位・西武も逆転優勝の可能性を残し、猛追する。3位・ソフトバンクも獅子の尻尾を射程とし、4位・ロッテ、5位・楽天もクライマックスシリーズ進出を決してあきらめてはいない。 そんな中でも、絶対的エース・ダルビッシュ有のレンジャーズ移籍で、開幕前には苦戦が予想された日本ハムが首位を快走している現状は、讃えられて然るべきだろう。就任1年目の栗山英樹監督が選手の個性を見極め、上手に引き出し、ナインが思いを一つに戦い抜いている姿